【ソネットエンタテインメント】「Wizardry Onli…

[TIW藤根 靖晃さん]

「Wizardry Online」の発表待ち

＜株価は材料待ちの状況＞
現状のTIW業績予想に則れば概ね妥当な株価水準だが、オンラインゲームによる収益拡大を織り込んだ水準には無いと考えられる。有力タイトルである「Wizardry Online」の発表に合わせて株価は反応、上昇する可能性が高いと考えられ、強気のスタンスで臨みたい。
＜11/3期の会社計画は概ね妥当＞
11/3期の会社計画は概ね妥当とTIWでは判断している。営業利益は我々の従前の予想80億円とは乖離があるが、これはFTTH（光通信の伝送システム）の獲得へ積極的な展開を同社が図るためだ。11/3期、So-netは獲得しやすい位置にあると考えられるため、積極策に出るのは妥当な経営判断と TIWでは捉えている。
＜中期経営計画の達成はオンラインゲームの寄与が不可欠＞
12/3期に売上高945億円、営業利益95億円を、13/3期に売上高1,000億円、営業利益120億円を同社は計画している。投入が控えているオンラインゲームの「Wizardry Online」次第で十分に達成は可能と考えるが、課金形態や投入時期すら未定であるためTIW業績予想へは加味していない。「Wizardry Online」が赤字タイトルになるとは考え難く、どの程度我々の業績予想へ加算される規模になるかだ。発表を待ち見直すこととしたい。（鈴木　崇生）
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