何度か再放送されたNHKの『マネー資本主義 ウォール街の“モンスター”金融工学はなぜ暴走したのか』という番組に対する評価を私個人が結論付けることが出来ないまま、またNHKが『“国債”危機~ギリシャ発・世界への衝撃~』という番組を放送しようとしている。
残念なことに、私がそれを見る機会は当分ない(You Tubeに誰かが違法にアップロードでもしてくれない限り、6月30日から暫くシンガポール暮らしが始まるので)。ただし、視聴者の反応パターンは、大体の想像がつく。
「国債が国を滅ぼす」派と、「日本はまだ(当分)大丈夫」派、それに、「国債は国民(特に次世代の国民)に負担を強いるべきではない」派に大きく分かれてゆくだけだと思う。
実際には、サブプライムローンが引き起こした基軸通貨比率の揺れ戻しのようにも見えるのですが…
その前に、金融工学がなぜ暴走したのか、についての私見を記録しておきたいと思う。
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