株式相場の大きな流れを作っている。
リスク回避の時は株から資金流失して株価が下落。
下落局面では証券自己とか、年金とかが仕方なく拾ってる。
経済問題がクリアになるとリスクマネーが戻ってきて株価が底打ち。
「底値では機関投資家が買っている」とか、「リスクを取り始めた」なんて言われて。
で、Wボトムを上放れしたりすると、
「テクニカルで買い」だとか「買い安心感が広がる」などと言われ始める。
「見直し」なんて言葉も頻繁に聞くようになる。
そして何故か、相場が高い水準に差し掛かると、
「持たざるリスク」なんて言葉がささやかれはじめ、
個人投資家を買い煽るような強気ムードが漂う。
企業の良いニュース・業績発表なども出てきて、
買い推奨のレイティングとかもいっぱい出てくる。
天井を付けて下落しても、割安感で買う人が多く、
１度か２度は盛り返す。
それまでに勝ってたり、含み益があるとつい強気に流れて買い増ししてしまう。
しかし、天井圏で揉み合うのは実は売りに回る大口さんが増えてきているから。
好業績を発表したのに利益確定のために売るとか、おかしいよね！？
そしてもう天井だよね、ってコンセンサスが出来ると一気の下落。
「リスク資産から逃避し始めた」とか抜かしやがって、
やいテメー、やっぱり株はリスクじゃねーか！！
…って、毎度毎度同じパターンなのに、
いざその場だと分からないもんだよね。
今は、まだテクニカル買いの範疇かなと思ってる。
私は相場を牽引してきたセクターが反落したら強気終了と判断するつもり。
相場全体の底入れに先駆けて底入れした川崎汽船は、１ヶ月で25%騰がった。
バルチック指数の続落など全く関係なく、
終値ベースで年初来高値に面合わせ。
このところ空売りもいっぱい入っているだろう。
川崎汽船で踏み上げ祭りがあれば、今少し相場全体も強気で良いだろう。
「いつ売らせてもらえるのかな」と考えてる時は、
実はかなりリスクを負っている状況なんだけど、
でも相場やってて一番幸せな時かも知れない。
