というわけで昨日(未明)の続き。リスク選好とは何か。
高野やすのりさんがコメントにもくれたように、
「リスク選好とはリスク回避の後退である」。
Oh、また難しいことを……。
そうして色々考えてみたことを以下に羅列する。
まず、個人のポジションテイクと市場の流れは別物である、と考える。
ポジションを持つことが「リスク選好」で、その多寡が市場の流れ、
上昇、下落を決定する、というのはどうだろうか。
ポジションの偏りが上下動を生む。個々人のリスク選好の結果、
市場全体でショートよりもロングが多かったため、相場が上昇したのだ。
だから今後は市況でリスク選好という言葉を使うとき、正しくはこうなる。
「リスク選好の高まりにより、○○が上昇した」
↓
「リスク選好の結果、ロングの比重が高まったことにより、○○が上昇した」
これならどうだろう。ま、ほとんど何の説明にもなっていないに等しいんだけど。
つまり私がいいたいのは、リスク選好とは実は無意味な用語ではないか、
ということなのだ。
そしてこの問題のあとは「ポジションの偏りを生むのは何か」という新たなる
問題が出てくるのだが、それはまた別の話だ。
というわけで、これからは市況の際、「リスク選好」を安易に使わず、
ポジションの偏りを生んだ背景、原因を取り入れていく必要がある。
市場の流れを完璧に説明することは不可能だが、簡単な言葉で
わかった気になるよりはいいだろう。
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1件のコメントがあります
1~1件 / 全1件
>高野さん
お付き合いありがとうございます。というより、遅くまでお疲れ様です。
>って何言ってるかますます分からない?ですか?
本来の用途とは別の意味で使われている、ということでしょうか。
(ってまんまのことを下に書いてますね)
結構便利な言葉なので、私もついつい使ってしまいます。
特に「リスク回避」のほう。どっから来た言葉なんでしょう。
Risk aversion、Risk premium?
お付き合いありがとうございます。というより、遅くまでお疲れ様です。
>って何言ってるかますます分からない?ですか?
本来の用途とは別の意味で使われている、ということでしょうか。
(ってまんまのことを下に書いてますね)
結構便利な言葉なので、私もついつい使ってしまいます。
特に「リスク回避」のほう。どっから来た言葉なんでしょう。
Risk aversion、Risk premium?