「ダメ!!」先にこそチャンスあり
規制というのは、昔から多かった。というか、昔は特に多かった。
たとえば大昔、車の色にも規制があった。それは赤い車は走ってはいけないという規制だった
赤い車が許されたのは消防車だけ。 他に赤を許すと、他の人が消防車と間違えて混乱するという理由らしい。
今考えたらバカらしい規制だけど、誰も逆らおうとはしなかった。
この人を除いては。
その人の名は「本田宗一郎」
「なぜ赤い車がいけない?消防車でないことくらい形を見れっば誰だってわかる」
お役所は「前例がない」という理由をつけてめんどくさいことをやらないだけだった。
そこに噛み付いた。
同時の通産省は自動車産業保護の為に業界再編を目論見、事実上「四輪車製造への新規参入を認めない」規制を貼ろうとしたとき、彼はこう考えた
「ならば、その法案が通る前に自動車を作ってしまえ」
ダメだといわれる前に実績を作ることで規制に対抗した。
それも、当時通産省がおしすすめようとしていた4人乗りセダンではなく、2人のりスポーツカーをひっさげて。
「やるからには、他社に追随するのではなく、世間をあっと驚かすものをこしらえる」
まさにパワーオブザドリーム。
「ダメ!!」先にこそチャンスあり