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5/14 第一三共、逆行高

【取引銘柄】
(買)第一三共 200株 1,672円
 
【ポートフォリオ】
・第一三共 300株 1,823円→1,681円 -45,000円
・第一三共 200株 1,672円→1,681円 +800円

(含み益-44,200円 実現益-71,800円)
 
一昨日の製薬大手の決算発表後、武田薬品とアステラスは続落、第一三共は独歩高になっています。
あれだけの決算と中期計画を見せられれば当然でしょうね。むしろ、武田とアステラスは健闘していると言って良いと感じます。
というか、これまで『第一三共があまりに不当に売られ過ぎていた』のであって、ファンダメンタルズを正当に評価するならば、『これまでの暴落が異常だった』と思います。何より、『中期経営計画で今後3年間で一株益が2倍になる』と見込まれている会社の株を売る理由がありません。
 
昨日、第一三共の決算説明会で、今後3年間で国内発売を予定している新薬で合計510億円の売上を見込んでいると発表されたということです。
・ミクスonlineの記事
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/39015/Default.aspx

日本市場は世界第2位の医薬品市場と言われていますが、実際には米国が40%以上、欧州が25%以上を占め、日本は9%以下に過ぎません。薬価改定による抑制で完全に頭打ち状態であり、他の地域が大きく伸びる中で取り残されているのが現状で、製薬各社は海外販売に活路を見出すしかありませんでした。
とはいえ、足元の日本も重要であることは当然ですので、今後3年間の新薬で国内で510億円を目指すというのはとても良いですね。
逆に、米国のFDAが『新薬を承認する気がないのではないか』と思えるほどの厳しい審査で、これまでの数年間、日本の製薬会社の新薬の申請が片っ端から承認延期されてきました。
この承認延期が原因で、武田薬品やアステラスが大変な事態に陥っているわけですが、このような米国の動向を厳しく見積もっているというのは好印象ですね。
 
・第一三共の今後の材料
(プラス)
ランバクシー問題の解決
インフルエンザ薬「ラニナビル」の承認、政府備蓄への採用
経口抗Xa薬「エドキサバン」の承認
アルツハイマー薬「メマンチン」の承認
骨粗鬆症・骨がん抗体医薬「デノスマブ」の承認申請(米アムジェン社導入品)
抗血小板薬「プラスグレル(エフィエント)」の拡販
第一三共エスファ(国内ジェネリック事業)の設立
 
(マイナス)
ランバクシー問題
プラスグレル(エフィエント)の拡販の遅延
クラビット、メバロチンの特許切れの想定以上の悪影響
米国でのFDAによるデノスマブの承認延期(アムジェン社が申請中)
米国での医療保険制度改革の影響
 
 
「空売り退散~~!!」




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