小林秀雄氏（怒りの巨匠）

[元祖SHINSHINさん]

決定的だったのは、東慶寺について調べていた時だった。

伊勢白山道さんによれば、「下手に素人が手を出すと、禅は魔界につながるのでよしなさい」と常々諭されているのだが（野狐禅）、どうしても興味があって禅について調べていたら、鎌倉の東慶寺にたどり着いたのだった。
http://www.tokeiji.com/pc/

いろいろ読みこんでいくと驚いたことに、前々から興味があった小林秀雄氏に遭遇。
偶然にも、彼は東慶寺に眠っていたのだ！
なにやら「俺の作品を読んでみろ」と、呼ばれたような気がするではないか。

瀬戸内寂聴さんの「奇縁まんだら」に小林氏が登場したことがある。
例えば、京都で湯豆腐など決まった珍しいものを仲間で食べようとなった折、
なかなか本命の湯豆腐が出てこなかったとすると、
「てめえ、なめてんのかこの野郎！とっとと湯豆腐を出しやがれ！！！」
となってしまうらしい。かなり気難しい先生だったようだ。
（オイラはこういうところにも、惹かれている）

昨日の日経新聞に、小林氏の講演CD集が存在することを知り、
入手してみることにした。
そこに出ていた紹介者も小林氏に痺れているようだ。

小林秀雄講演第一巻　文学の雑感　新潮社　4,200円
http://www.shinchosha.co.jp/mediashitsu/kobayashi/

きっと、浅田次郎さんの小説のように、
知れば知るほど痺れさせてくれそうな予感がする。
落雷に撃ちのめされて、感電死しないように気をつけないと（笑）

ＰＳ１：最近の相場も、気難しくって困る。その内に・・・？
ＰＳ２：えっ、ネットでもの買いやがったってか？
　　　　だって、出版社のダイレクト販売だもの。