＜6632＞続落。決算を前に...

[yamaarashisanさん]

　連休明けの日経平均は、ここ数日間の海外の動向をまとめて清算するかのような今年一番の下落。最近めっきり元気がなくなったJVCKWはというと…

5/6 6632 JVCケンウッドHD 終値48円(前日比-3円)

　決算を前に絶好の好材料を失った上に、お得意様である欧州圏の金融不安が重なって、連日売られまくっています。あまりテクニカルには詳しくないのですが(間違っていたらごめんなさい)、移動平均線の割り込みやら捨て子線やら不穏なサインが出ているようで、いつの間にか完全に売り優勢の状況になってしまいました。厳しい下げが続きますが、本決算を間近に控え淡い期待感が残ってしまう以上、総悲観に至るほどの状況ではない気がします。したがって新たな材料でも出ない限り下げの余地はまだまだあると考えざるをえません。

　決算前は期待と不安が入りまじり、いつも建て玉を減らしたり増やしたりしたいという衝動にかられてしまいますが、残念ながらJVCKWに関してはこれまで悲しい決算発表しか見たことがありませんので、警戒の意味も含めて今回も現状維持にしようかと思います。明日は決算１週間前です。何か出るのか出ないのか。どうなることやら。

　決算といえば、ちょうど去年の今頃に持っていた4631DICのことを思い出します。階段を上るように約1ヶ月間で40%近い上昇を続け、安心し切って迎えた5/12午後2時30分の発表直後に大口の暴力的な売り浴びせを食らい、含み益が瞬時に消し飛び呆然。その後微益を手に撤退しましたが、あれはまさに決算がらみの相場の恐ろしさを体感した瞬間でした。

　後から振り返れば、なぜそうなったかを理解することは簡単です。いかようにも説明がつきます。でも後から理解したところで戻ってこないんですよね、あの含み益は。まあ、エライ勉強になったとは思いますが。