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日経平均は買い先行、円安基調に日銀短観が支援=1日寄り付き
1日の日経平均株価は前日比88円98銭高の1万1178円92銭で寄り付いたあと、高値圏でもみ合い商状。前日の米国株は下落したものの、円相場が下落基調にあるほか、寄り付き前の日銀短観(3月調査分)で、大企業製造業DIがマイナス14と4期連続で改善が確認されたことも支援材料になっている。
業種別では、NY原油先物価格の上昇を好感し、国際帝石 、昭シェル など石油関連株が上昇。新日石と新日鉱HDの持ち株会社、JXHD はカイ気配でスタート。三菱商 など商社株も物色されている。日立 などハイテク株も高い。新日鉄 など鉄鋼株、住友鉱 など非鉄金属株もしっかり。川崎汽 など海運株も買いが先行している。
半面、ブリヂス などタイヤ株は下落している。特種東海 、三菱紙 などパルプ・紙株もさえない。サッポロHD 、ヤクルト など食品株も売りが優勢となっている。みずほ など銀行株や、岩井証券 など証券株も軟調。
新規上場した第一生命保険 の気配状況は午前9時11分現在、15万5900円カイ、15万6000円ウリとなっている、
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「10社ベースで、売り1990万株、買い2550万株で、差し引き560万株の買い越し」(外資系証券)。午前9時15分時点の東京外国為替市場は、1ドル=93円台半ば(3月31日終値は1ドル=93円26銭-28銭)、1ユーロ=126円台半ば(同1ユーロ=125円28銭-32銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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