TIW藤根 靖晃さんのブログ
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【ケーズホールディングス】利益面での大幅な伸びが目立つ …
利益面での大幅な伸びが目立つ
<指標面に割安感がある>
同社株は上昇に向かうと予想する。これは、(1)10/3期の経常利益が10月に上方修正された予想数値を上回る、(2)11/3期もエコポイント制度延長を追い風に続伸する、(3)11/3期のTIW予想PERが8倍台と割安感が強い、と考えるからである。同社は、ヤマダ電機(9831)と並ぶ業界の勝ち組としての立場を一段と強固にしている。過去60年以上に亘って好不況に関係なく増収を続けてきた同社は、エコポイント制度終了後も新店効果や他社のパイを奪うことで成長を持続する可能性が高い。
<粗利益率の改善が進んでいる>
10/3期3Q累計(4-12月)は、売上高4,746億円(前年同期比12%増)、経常利益193億円(同39%増)と好調を持続。既存店売上高は97.1%、3Q(10-12月)のみでは102%と前年を上回った。エコポイント効果で液晶テレビ(前年同期比+32%)や冷蔵庫(同+24%)が大きく伸びた。利益面では、増収効果に加え、引き続きデンコードーを含む全社的な粗利益率が改善(20.6%→21.5%)し、大幅増益を達成した。3Q累計経常利益の通期計画に対する進捗率は81%。計画超過は確実な情勢と言えよう。
<11/3期業績も増収増益は可能だろう>
11/3期も今期ほどの高い伸びは難しいが、12月まで延長されたエコポイント制度や継続的な新規出店(30店程度)効果により続伸の見通し。リスク要因は、低価格競争の激化、エコポイント制度終了による反動減の深刻化、など。(西村 尚純)
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