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【マキタ】3Q決算:在庫調整も進展。相対的な健闘ぶりをポジ…

3Q決算:在庫調整も進展。相対的な健闘ぶりをポジティブに評価

<北米年末商戦は概ね順調>
10/3期3Q(10-12月)は売上631億円(前年同期比横ばい)、営業利益86億円(同12%減)。2Q(7-9月)との比較では、売上がほぼ同水準、5%の営業増益となった。注目された北米クリスマス商戦がホームセンター向けを中心に概ね順調に推移した他、西欧の大陸主要国や中近東を除く新興国も現地通貨ベースで前年同期比増収に転じ、もともと堅めとみられていた会社計画は再度引上げられた。現在の株価は、来期TIW予想PER16.8倍で、他社比較でも依然割安感がある。同社は品質への信頼性・ブランド力で高い市場競争力を維持できており、今後中期的に市場が拡大する局面においても競合他社を上回る収益成長が可能とみる。

<在庫圧縮もほぼ完了。相対的な健闘ぶりが顕著>
3Qで在庫を約300万台削減し、12月末で在庫調整をほぼ完了できた点は前向きに評価できる。日立工機(6581)の3Qの営業利益率は3%台と2Q比ほぼ半減したが、同社では13.7%と2Qから更に向上しており、相対的な健闘が目立つ。修正後の通期計画はやや保守的ながら、為替リスクを相応に織り込んだとみられる。来期は欧米の緩やかな回復継続、新興国での需要増により3期ぶりに増収増益に転じよう。リスク要因は、主要地域の景気・住宅着工需要の低迷、欧州市場への依存度の高さ、為替レートの急激な変動、電動工具市場における競争激化、及び原材料価格の高騰など。(服部 隆生)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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