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証券各社の2010年見通しが出揃った。

日本株に対して過度な弱気に傾いているとの見方、なんだかんだ言っても民主党の政策が経済に寄与している効果などに対するコメントなどは注目される。2009年は日本株に悪い条件が重なったが、それらが緩和・逆転すれば面白い年になるだろう。外資系証券の見通しは以下の通り。


■モルガン・スタンレー(12/14)2010年の主なサプライズ
TOPIX予想水準1100への回復は2010年末と予想。

年央には海外諸国で景気刺激策が撤回され、株式市場は困難な展開を強いられよう。

年後半にかけては、米国イールドカーブのフラット化を受けて、日本株の相対パフォーマンスは好転へ。パフォーマンス最大の牽引役は、国内金融・財政政策の緩和転換の時期とその度合い、および、海外諸国の引き締め転換と実体経済に及ぼす相互作用。日

銀は2010年に改めて緩和に動くとみているほか、少なくても10年度上期に財政政策による景気押し上げ効果が期待できる。

日米金利差の拡大と円安を支えに、日本市場の底からの上昇率も他市場並みに70%の回復を想定。


■シティ(12/22・12/24)2010年の投資戦略
2010年は世界の株式市場も日本の株式市場も約20%上昇と予想。世界株高の背景は、中国を中心とする新興国市場の高成長、世界的な超金融緩和の継続、歴史的に低いバリュエーション。

日本株は、前半は株式需給と日米関係の緊張といった2大リスクを抱え緩やかな上昇に留まるが、後半はリスク低下に伴い割安修正が起こると予想。

世界とは逆に、日本株は弱気論者が多く上値余地は大きい。

7月の参院選で民主党が圧勝すれば、連立は解消される見通しで、日米関係も修復されよう。

TOPIXのフェアバリュー値は、2010年末が1100、2011年3月末が1150。世界インフラ関連株、環境関連株、低価格消費財がテーマとして有望。

■シティ・テクニカル(12/17)2010年の相場展望
2010年は改めて下値を模索する年。調整局面は早ければ2~3月だが、10月頃まで継続する可能性がある。

だが、2010年内に下値固めが進展すれば、1990年初頭以来続く長期下落波動が終了、その後は新たな長期上昇相場がスタートする可能性がある。

第1シナリオは、早期に11/27安値を割り込み、2-3月に8450円か7930円まで押し戻され、その後、6月か8月にかけての中間反騰を経て、10月に短期2番底を固める。

第2シナリオは、2-3月まで11/27安値を割り込まず、その後ピークアウト、10月まで下落を続け、7980円処か7460円処まで小勢2番底を打つか、3/10安値を割り込んで6300円処で大底を打つ。


■ゴールドマン・サックス(12/10)2010年の相場展望:前半上昇、後半調整
年前半にはTOPIXが1050に達すると考えるが、下期にはベアマーケットラリーも消滅、TOPIXの下値は800前後を予想。前半は、日銀の量的緩和の拡充による円安への転換、2010年度以降の景気対策の拡大、世界的な経済成長の回復に伴う輸出の回復、日本をアンダーウェイトとしている外国人投資家の投資資金の流入が起爆剤。

ただ、収益リスク、バリュエーションの制約、構造改革の行き詰まり、株式の供給過剰などから、ラリーは年後半に持続性を失っていくと指摘。

円安及び世界経済の高成長見通しから、グローバルな景気敏感株/輸出企業、証券や不動産などベータ値の高い内需関連の一部をオーバーウェイト推奨。


■クレディ・スイス(12/15)Outolook Japan 2010
2010年末のTOPIXターゲットを1200(日経平均で13000円)とする。足元から2月まで、夏以降の少なくても2回の上昇相場が訪れると予想。前半は、円高の一服と米国景気の上ブレで今期業績予想の再上方修正の可能性が高く、来年度の大幅増益に対する期待感も高まっていくと想定。

参院選を控えた民主党政権による2次補正予算・追加経済対策も業績見通し改善をサポートへ。年度末にかけては増資計画発表、会社側の保守的な収益計画で一本調子の上昇は見込みにくいが、年央以降は、米国利上げ観測による円安基調への転換で輸出企業を中心に業績が尻上がり的に改善、日本株も本格上昇に転じよう。


■メリル(12/18)2010年は強気見通し
TOPIXレンジは、1-3月(最高値1100:最安値850)

、4-6月(1200:900)、

7-9月(1100:850)、

10-12月(1100:850)と予想。

もともと、日本株は5年に1回海外株をアウトパフォームする傾向があり、2010年は前年の大幅なアンダーパフォームを取り戻す年となろう。

為替の安定、世界経済の回復、民主党の内需拡大策を背景に景気と企業業績見通しが好転すること、公募増資が当初懸念より少なくなると見られること、日本株の持たざるリスクの高まりなどが春先にかけての株価上昇の要因。

一方、2010年後半の財政刺激策の剥落や金融引き締めの影響が2011年前半に出ると予想されるため、年末高のシナリオは描きにくい。


■UBS(12/3)再評価される民主党政策
2010年度のTOPIXターゲットは1163、上昇後はボックス圏相場と想定。

世界景気の回復や内需の循環回復によって、収益予想は上方修正が続き来年春先までは株価にプラス要因となろう。

ただ、10年度下期や11年度の収益モメンタム低下、バリュエーション低下などで、その後指数はほぼ横ばい推移の見込み。

縮小し続けていた可処分所得が中期的に増加転換して内需が好転する初年度になるなど、民主党政権効果を織り込む相場展開を予想。外需回復を織り込む相場は春先まで続くが、以降は、ややディフェンシブ銘柄が選好され、緩やかながらも好転する内需を織り込む形で内需関連株、中小型株も相対的に上昇へ。


■バークレイズ(12/24)2010年 市場アウトルックと投資テーマ
春頃までは、外国人投資家主導の外需株上昇を牽引役に、日本株の出遅れがやや解消する市場展開を想定。

TOPIXは3月末に向けて1000近辺まで上昇する動きへ。

年央は、2009年度決算の内容を織り込み、来年度における業績回復の持続性を期待するには材料不足となり、6月~7月にかけて940程度まで一時的に調整。

夏場以降は年末にかけ、為替市場で円高修正の動きが強まり、欧米の底堅い成長も見えてこよう。FRBによる金融引き締めの時期が早まり、円高の修正傾向は明確化へ。

新興国に加えて、欧米の景気回復が外需企業の業績を支える構図が鮮明化、輸出関連株を中心にTOPIXは1100までの上昇を期待。


■JPモルガン(12/4)The YEAR Ahead 2010:Japan
2010年の日本株の鍵を握っているのは、インフレ期待及び金利である。

2009年後半の日本株の相対的な低迷の主因が、長期的なインフレ期待の安定、低金利の長期化予想であると考えられるため。こうした状態が長期化するなら、日本株の相対的な上昇は期待しにくい。

ただ、バーナンキFRB議長は、インフレと戦うべき時にデフレに気を使いすぎている。結果的に、FRBが間違っている場合、2010年の状況は日本株に俄然有利になってくるだろう。


■ドイツ・グループ(12/11)2010年の鍵は米経済、劇的回復の可能性
日本株式は絶好の底値買い領域、米国経済の力強い回復、円高ピークアウトによって、2010年の春先頃から大きく上昇していこう。

米国実体経済の調整は十分であり、今後、異常からの脱却のインパクトは想像外の可能性も。

米国企業業績のポジティブサプライズが予想される一方、企業部門の資金余剰がM&A、自社株買い、増配となって株式市場に流入、株式には業績、需給の両面からの支援が予想されよう。

悲観バイアスに支配されている状況において、誰もが想定していない劇的回復が起こすインパクトは大との見方。

《TN》
株式会社フィスコプレイス
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