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北朝鮮で1日からデノミネーション
●【北朝鮮】北貨幣交換低調、「住民たちが抵抗」
北朝鮮で1日から新券交換が始まったが、デノミネーション(通貨単位切り下げ)
措置に対する抵抗の表示として、住民たちが交換に積極的でなく、軍当局が万が
一の事態に備えて、警備を大幅に強化、北朝鮮内部に緊張感が漂っていることが
分かった。
3日、新義州の境界地域である中国丹東地域の北朝鮮貿易商と対北朝鮮貿易商
によれば、2日から新義州をはじめとする北朝鮮全域で新貨幣交換が行われてい
るが、突然の措置に衝撃と虚脱感に陥った相当数の住民が交換を敬遠している。
対北朝鮮貿易商は「表面では平穏だが、苦労して儲けた金の相当額が紙切れに
なり、住民たちが当局の措置に怒りを感じている」として、「6日以後には旧券
を使用できないという発表にもかかわらず、両替をする人は少なく、朝鮮中央銀
行貯金所が閑散としている」と伝えた。
彼らは「これは当局に露骨な反感を表わしたり、対抗することができないこと
をよく知っている北朝鮮住民たちの、消極的な抵抗の表現」とし、「住民たちの
こうした情緒が突発的な集団行動に広まることを憂慮した軍当局が、住民たちの
動向を綿密に注目し、警備を大きく強化した」と話した。
このために貨幣交換2日目をむかえた新義州でも、新しい貨幣をあまり見かけ
ないという。
デノミ措置に続き、外貨使用も中断させたことが分かり、住民たちがコメなど
生活必需品の買い占めに出たせいで、物価が数倍から数十倍に暴騰するなど、デ
ノミにともなう混乱もますます大きくなっていると北朝鮮貿易商らは伝えた。
北朝鮮当局はまた新しい貨幣が中国に流出するのを防ぐために、新義州など中
国境界地域に対する統制を大幅に強化した。
ある北朝鮮貿易商は「北朝鮮貨幣を海外に流出させることは不法だが、以前は
特別な統制がなかった」として、「韓国をはじめとする海外メディアの関心が増
すと、新しい貨幣の海外流出を遮断するために、辺境貿易商に対する検札を大幅
に強化して、新義州税関には緊張感が高まっている」と話した。
北朝鮮貿易量の70%以上を占める丹東税関にも、2日から北朝鮮保衛部の人員
が大幅に補強されて、監視を強化している。
彼らは新しい貨幣の流出防止はもちろん、海外メディアが北朝鮮から出る貿易
商らと接触するのも厳格に、遮断している。
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