回復ペースは緩慢ながら業績に底打ち感。株価は割安圏にあると考える
<株価は穏やかな回復を予想>
回復ペースは緩慢ながら、10/3期1Q(4-6月)から同2Q(7-9月)にかけて全部門にわたり売上高は改善傾向を示した。家庭機器や住設建材部門のエコ商材などは堅調に推移している。株価は09年9月末実績PBR0.78倍とバリュエーションでは過去の推移から見て割安圏にあることから、株価は業績不透明感などを織込んだ水準にあると考え、今後は緩やかな回復を予想する。
<10/3期2Q累計は会社計画を下振れ>
10/3期2Q累計(4-9月)は前年同期比41.4%減収、営業損失6億円(前年同期は47億円の黒字)。1Q決算発表時の下方修正値未達となった。生産財部門の回復ペースが鈍いことや、家庭機器部門が冷夏の影響で伸び悩んだことなどが主因だ。
<10/3通期会社計画を再修正>
国内製造業の回復ペースが鈍いことを背景に同社は10/3通期計画を再修正、売上高2,350→2,300億円、営業利益18→11億円とした。なお海外はアジア新興国向けの復調が顕著な模様で中国などは足もとではピーク時に戻りつつある模様、家庭機器についても品揃え拡充によりやや強気の計画としている。(荒井 理夫)
---------------------------------------------------
コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
---------------------------------------------------