TIW藤根 靖晃さんのブログ
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【大日本住友製薬】足元の業績はまずまずだが後発品の影響など…
足元の業績はまずまずだが後発品の影響などを見極める動きが強まろう
<アムロジン、米セプラコール社、ルラシドンの動向が鍵>
投資の焦点は(1)後発品の攻勢が激しい主力の高血圧症治療剤アムロジンの販売動向、(2)買収が完了した米セプラコール社による業績への影響、(3)統合失調症治療剤ルラシドンの上市見通しにある。(1)は10年4月に薬価改定があるため相当厳しくなりそうだ、(2)は10/3期は仕掛かり研究費(インプロセスR&D)やのれんの償却等でマイナス要因だが11/3期以降はプラス要因と見る、(3)はこれまでの治験結果から10年初の米FDA(食品医薬品局)申請は可能と予想する。株価は、足元の業績はまずまずだが、上記を見極める動きが強まり低調と予想する。
<アムロジンへの後発品の影響大だが他の戦略製品は健闘>
10/3期2Q累計(4-9月)は前年同期と比べ1.6%減収、4.1%営業増益となった。減収(-21億円)の主因は、主力のアムロジン(-37億円)にあり、後発品の影響を強く受けた。これを除く戦略3製品は堅調、新製品の統合失調症治療剤ロナセンも伸びた。営業利益は販管費の削減により増益となった。これを受けて、10/3期通期の利益予想を上方修正した。
<予想PERなどのバリュエーションに割高感>
今般10/3期通期利益予想を上方修正したが、修正後でも対09/3期比では減益を見込んでいる。この様な業況の下、セプラコール社連結の影響を除いた10/3期会社予想PER(TIW予想も同一)は20倍を超えており同業他社と比べ割高感がある。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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