ユーロが動きだす予兆

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2009/11/04 - out of officeさんの株式ブログ。タイトル:「ユーロが動きだす予兆」 本文:ユーロ円の週足ボリンジャーバンドです。狭いレンジでの相場が続いていますが、とはいえ10円幅ありますので、FXであれば結構大きなトレード機会になっています。しかし、さすがにそろそろ相場が動意づいてもおか

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ユーロが動きだす予兆

out of officeさん

ユーロ円の週足ボリンジャーバンドです。狭いレンジでの相場が続いていますが、とはいえ10円幅ありますので、FXであれば結構大きなトレード機会になっています。しかし、さすがにそろそろ相場が動意づいてもおかしくないタイミングです。直近の雰囲気からは下落が匂い立ちますが、ひとたび140円を取りにくれば、その雰囲気は一転します。チャートの形からはなかなか決断できませんが、EUがユーロ高を懸念し始めていること(特にフランスあたり)からすると、そして、米国の経済指標などがやや弱まってきている(そう読まれるようになってきている)ことから、米政府が強気の対策を準備するだろうとの憶測からすると、ドルユーロの関係が、ドル>ユーロとなってくる可能性があります。となるとユーロ安が待っているわけで、ユーロ円相場にもその影響が出ることになります。125円や120円といった値の心地よさは、EU側には存在することでしょう。今週のG20では、為替に関しての議題は主たるものとはならない見通しですが、日本は「円高は困る」との立場にあり、EUのそれと真っ向から対峙します。主張し合うことはないと思われますが、現状の力関係、国際社会での重要度を考えますと、日本の主張などどうでもよく聞こえてしまうのでしょう。円は、自らの意志によることなく、諸外国の状況に左右されながら、そうして負けて行く、円高に耐える役目を負うことになるのではないかと懸念しています。仮説をどれだけこねくり回してもあまり意味がありません。FXならともかく(そもそももっと短期的な見通しの中でトレードします)、外貨預金のような長期投資であれば、130円~140円というこのレンジの外側に投資機会があると考えておけばよいでしょう。このレンジ内での取引を目論むのであれば、もちろん、130円で買って140円で売るわけですが、そのレンジが崩れるタイミングがそろそろやってくるかもしれない、という懸念が浮上しています。
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