福岡のオフィス市況が厳しい中でも分配金の安定度は高い
<分配金利回りからみて投資口価格には依然割安感がある>
10/2期(9-2月)、10/8期(3-8月)通算のTIW予想分配金利回りは6.5%。09/8期末の鑑定評価額をもとにした株価/NAV(純資産価値)倍率は0.78倍。福岡のオフィス市況は大量供給により厳しいものの、悪化に歯止めがかかってきており、本REIT保有のオフィスビルの稼働率の見通しも前回決算発表時よりも改善。主力の商業施設のキャッシュフローは長期契約に支えられ安定的。分配金は安定的に推移する見通しであり、投資口価格には依然割安感が残っていると考える。
<外部成長には慎重姿勢>
福岡のオフィス市況は当面厳しい状況が続くとの判断などから物件取得による外部成長には慎重姿勢。10月16日に日本アコモデーションファンド投資法人(3226)がPO(公募増資)を発表。REITのPOが再開したことはREIT全般にとって非常に明るいニュース。ただし、本REITは外部成長に慎重で、投資口価格がBPSを下回っていることもあり、POは当面ないだろう。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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