【ヤマハ】上期営業損益は計画線を確保と推測するが、下期をよ…

[TIW藤根 靖晃さん]

上期営業損益は計画線を確保と推測するが、下期をより慎重な見方にTIWでは変更

＜楽器の需要回復には時間がかかりそう＞
楽器の本格回復には先進国での需要の戻りを確認する必要があるが、楽器の需要回復にはまだ時間を要すると考えられる。当面はもう一段の事業絞込みなど取組み加速が株価上昇のドライバーになるとTIWでは見ている。

＜上期は売上未達も、営業損益は計画達成と推測＞
10/3期上期は、売上が計画を100億円強未達の一方で、営業利益は経費の順調な削減と為替要因等で計画値を確保したとTIWでは推測。部門別では楽器とリビングが計画を下振れ、AV・IT及び電子部品が想定を上回るという構図が2Q（7-9月）でも続いた模様。楽器は在庫水準がやや重く、下期もより慎重に見るべきと判断し通期TIW業績予想を見直した。

＜楽器は中国を除いて、総じて苦戦が継続＞
主力の楽器はピアノの好調な中国を除いて総じて苦戦が続いている。今後は年末商戦の動向が注目されるが、消費者センチメントの好転が期待しづらい現状を考えれば楽観できる状況にはなく、通期の楽器事業は1割近い減収が避けられないとTIWでは判断。

---------------------------------------------------
コンテンツ提供元 : 株式会社TIW　http://www.tiw.jp/
---------------------------------------------------