事業環境は楽観できないが、10/3期の営業利益は計画を若干上回ると予想
<実績PBRは業界平均並みの水準>
ジャストインタイム(必要なときに・必要な商品を・必要なだけ造り・お届けする)に徹しながら、いかなる経営環境にも耐え得る体質にすることが同社の基本理念。09/3期は売上高、営業利益とも過去最高を更新したが、建設向け鋼材の需要減、減産拡大、鉄スクラップ価格上昇によるスプレッド(鋼材価格と鉄スクラップ価格の差)の縮小等により、10/3期は一転大幅な減収減益となる見通し。ただ、1Q(4-6月)の営業利益は計画を超過、10/3通期でも同社計画を若干上回るとTIWは予想。無借金経営で好財務内容ながら、実績PBR0.53倍(09年6月末)は業界平均並みであり、やや割安感があると考える。
<2Q累計の営業利益見通しは上方修正>
10/3期1Qの営業利益が33億円(前年同期の2.1倍)と計画(未発表)を上回ったことを受け、2Q累計(4-9月)の営業利益見通しを期初の22億円→36億円(前年同期58%減)に上方修正。1Qの鋼材販売数量は前年同期比約4割減の20万トンと低迷。前年同期比では鋼材価格も鉄スクラップ価格も共に下落したが、鉄スクラップ価格の下落幅の方が大きく、スプレッドが拡大したことが1Qの大幅増益要因。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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