9/21 配当の動向&製薬の将来

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9/21 配当の動向&製薬の将来

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【取引銘柄】
(売)武田薬品工業 200株 3,850→3,920円 +9,000円 
(買)武田薬品工業 250株 3,910円 
 
【ポートフォリオ】
・武田薬品工業 250株 3,920→3,910円 +500円
 
(含み益+500円 実現益+9,000円)
 
休み明けの配当権利付き最終日を控えて、中間配当の修正が相次いでいます。
 
◇配当予想の修正
日立:無配
東芝:無配
三菱電機:無配
エプソン:無配
IHI:無配
三菱マテリアル:無配
トヨタ車体:減配
信越ポリマー:減配
デンソー:減配
スリーエフ:減配
 
う~ん、これは悪い状況ですね。
ゲオやマネックスなど増配の企業もありますが、電機は全滅状態。
もちろん、私が専ら扱っている医薬品大手は「非常にキャッシュが豊富で負債が少ない」ことが最大の特長ですので、まさか減配はないと思いたい。
ただし、武田薬品はおよそ9,000億円もの大金を投じた米ミレニアムファーマの買収、第一三共はおよそ5,000億円を投じた印ランバクシーの買収をしていますので、以前ほどの安定性(ディフェンシブ性)は半減しているのは確かでしょう。
以前から思っていましたが、少なくとも私は製薬企業には安定性を求めていますので、一か八かの賭けのような事はして欲しくはないのですね。ただ、主力製品の特許切れと相次ぐ新薬パイプラインの開発中止による2010年問題はすでに待ったなしの死活問題ですので、焦る気持ちは分かるのですけどね。
 
結局の所、既存の主力製品の特許切れと新薬の枯渇という死活問題に直面する製薬企業が生き残り、安定性を取り戻すためには、07年に厚労省が発表した「新医薬品産業ビジョン」」において示されているように、「国内の製薬企業はメガファーマ1,2社とスペシャリティファーマ、それ以外の、ベーシックドラッグファーマ、ジェネリックファーマ、OTCファーマに再編されるべき。」という方向性に向かわざるを得ないような気がしてきます。
もし、武田薬品とアステラスと第一三共が大合併したとしても、世界第6位にしかなれません。
 
もちろん、今から数年~数十年後に、抗体医薬や再生医療や遺伝子治療が実用化されるまでの間、現状は大きな転換期・端境期に入り込んでいることは確かでしょうし、いち早くその「イノベーション」を手にした者が、次の時代の勝者となり得る時期なのでしょう。
その開発競争においてはむしろメガファーマよりもベンチャー企業の方が向いている面もあるかもしれません。
そう考えると、今は非常に面白い時代ではあります。
今から数十年後には、インフルエンザも癌も脳梗塞も心臓病もアルツハイマーもアトピーも、克服されているかもしれないのですからね。
 
  
「ポジション外しておいた方が無難なのかな~?」




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