主力レミケードの伸長により期初計画よりやや高めの進捗か
＜期初計画より高い進捗率＞
現在の焦点は(1)トップ商品である関節リウマチ治療剤レミケードの動向、(2)新型インフルエンザワクチンを含むワクチンの販売、(3)同社製品に対するジェネリック医薬品の影響にある。最近の取材では、同社として公表できない事項が多かったものの、国内医療用医薬品の販売は堅調であり、期初計画よりやや高い進捗率となっているとの印象を受けた。株価もこの様な状況を受け底堅い動きを予想する。
＜用法変更に伴いレミケード拡大＞
レミケードは09年7月に用法の変更(効果が低下した患者への増量と投与期間の短縮)が認められたため伸長しており、10/3期2Q累計(4-9月)は前年同期比30%近く伸びる可能性がある。新型インフルエンザワクチンは販路が流動的であるため未知数だが、従来通り阪大微生物病研究会製品の取扱いが認められれば数量的には大幅に増加すると予想される。ジェネリック医薬品の影響は11/3期以降強まると予想する。
＜短期的業績に上方修正の可能性＞
株価は今春の安値(926円)から緩やかな回復基調にあり、割安感が強かった実績PBR(09年6月末)も1倍台に乗せた。水準訂正はひとまず終了と考えるが、短期的業績はレミケードとワクチンの寄与により上方修正もありうることからさらなる上値を取る機会は残されていると考える。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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