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無人補給機の予定軌道投入に成功

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無人補給機の予定軌道投入に成功 2009年09月11日
HTV, H2Bロケット , 国産無人宇宙補給機:無人補給機の予定軌道投入に成功 宇宙開発への貢献に第一歩。もうすぐ任期を終えるスペースシャトルの代わりに補給物資を運ぶ国産の無人宇宙補給機「HTV」が軌道に乗った。これで日本も世界に認められる宇宙技術を手に入れたといえよう。(Y)

無人補給機の予定軌道投入に成功 宇宙開発への貢献に第一歩 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター(鹿児島県)から11日午前2時1分に新大型ロケット「H2B」で打ち上げられた国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給機「HTV」の初号機は約15分後、予定軌道への投入に成功した。ISSへの物資輸送は米露欧に次いで4番目で、日本の宇宙開発にとって本格的な国際貢献の第一歩になる。

 HTV初号機は、ISSに滞在している飛行士の食料や日用品、日本実験棟「きぼう」で使う日米の実験装置など計約4・5トンを搭載。今後、高度約400キロを周回するISSに徐々に接近し、飛行士がロボットアームでつかんで18日にドッキングする予定。

 物資の搬入後は不用品や廃棄物を積み込み、11月初旬にISSを離脱して大気圏に再突入し、太平洋上でほぼ燃え尽きる見込み。

 ISSへの物資輸送手段は現在、米スペースシャトルのほか、ロシアと欧州の無人補給機などがある。来年に予定されているシャトルの引退後、HTVは大型物資の唯一の輸送手段としてシャトルを代替する重要な役割を担う。

 日本は、きぼうをシャトルで運んでもらう代償として、約680億円を投じてHTVを開発した。平成27年度まで毎年、計7回の打ち上げが国際協定で義務付けられている。(産経)




1.国産無人宇宙補給機「HTV」を搭載し、打ち上げられるH2Bロケット1号機=11日午前2時1分、鹿児島県・種子島宇宙センター

2.無人補給機の予定軌道投入に成功 宇宙開発への貢献に第一歩  2009.9.11 02:18

国際宇宙ステーションへの無人物資補給機「HTV」初号機。新大型ロケット「H2B」に搭載され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた(JAXA提供)
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