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G20での議論
G20での議論 2009年09月06日
G20 , 出口戦略 , ロンドン:G20では銀行の報酬制限が声高に言われているが、実施されないだろう。なぜなら実施できないからだ。雇用がまだまだ悪くなることがわかっていて、出口戦略もないようだ。ただ、一部の国は利上げをする可能性は出てきた。先進国は来年に利上げをするだろうが、それまでは為替はボックス圏での小動きに終始するだろう。動きが出そうなのはまだ先だろう。格付け会社、ヘッジファンドの監督やタックスヘーブンについても規制をしようとしているがまだまだ先のことだ。会計基準についてもようやく、個々の国で進んできている。
結局20カ国の寄せ集めでは、結論は出ない。参加国を絞るべきでしょう。でなければ、IMFなどに対する出資比率で発言力を制限すべきだ。根回しというものがまるでできていない。
IMFも上方修正が来ているが、ここほど権威はあるが、当てにならない予報機関はない。
結局明るいうわさが広がったぐらいにしか取れない。(Y)
G20共同声明の骨子:「協力的で調和した出口戦略」で合意 9月5日(ブルームバーグ):英国ロンドンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が5日午後に発表した共同声明の骨子は以下の通り。
1.持続可能な成長確保と、より強固な国際金融システム構築で合意。2.先例のない断固たる協調した政策措置は景気後退を止め、役立った。3.金融市場は安定化してきており、世界経済は改善している。4.成長と雇用の見通しに引き続き慎重で、特に低所得国への影響懸念。5.景気回復まで必要な金融支援と拡張的金融・財政政策を断固継続。6.貸し出しを支援するために行動することは成長のため死活的に重要。7.生産国と消費国の対話促進により過度な一次産品価格の変動に対処。8.財政、金融政策の例外的な支援を戻すための透明で信頼性のあるプロセスの必要性で合意。9.規模、時期などの差異を意識しつつ協力的で調和した出口戦略作成。10.2008年の国際金融機関のガバナンス改革の即時実施を期待
G20:金融システム強化に向けたさらなる取り組みに関する宣言 9月5日(ブルームバーグ):英国ロンドンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が5日午後に発表した金融システム強化に向けた取り組みに関する宣言の骨子は以下の通り。
1.リスクテーキングに重要な影響力を有する者の報酬の水準および報酬体系の開示と透明性の向上。2.報酬慣行が長期的な価値創造や金融安定と整合的であることを確保するため、報酬体系に関する国際基準。3.取締役会による報酬とリスクに対する適切な監視を確保するためのコーポレート・ガバナンス改革。4.システム上重要な金融機関の規制と監督の強化、各社別の緊急時の対処計画の作成。5.国境を越えて活動する大規模な金融機関に関する危機管理グループの設置と、破たん処理の法的枠組みの強化。6.銀行の自己資本の量と質の向上や景気循環抑制的なバッファー(緩衝)を導入するなどの健全化規制強化の迅速な検討。7.クレジットデリバティブの中央清算機構や格付け会社、ヘッジファンドの監督、証券化商品の量的保有要件に関し、国際基準に整合的に協調して実施。8.金融商品、貸倒引当金、オフバランスシート・エクスポージャー、減損・金融資産の評価に関し、単一の質の高いグローバルな独立した会計基準への収れん
(ブルームバーグ)
米財務長官:安定した金融システムに向け銀行の報酬制限必要
仏財務相:G20の指導者は銀行家の給与制限を検討へ
ロシアのクドリン財務相:露経済は7-9月にプラス成長へ
中国の09年自動車販売:28%増加で米国を抜く見込み-発改委
IMF:10年の世界経済見通しを2.9%に上方修正-政府当局者
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