「TVは麻薬。無知を生み、無知の放射能をばらまく」
そんな歌を歌ったアメリカのラップグループがいましたが、ある広告代理店の調査では、TVの一日の平均視聴時間と年収とは反比例するそうですね。
あまり公にはできない数字らしいですが、年収300万以下の家庭では、年収1千万以上の家庭のほぼ倍の時間テレビを見ているそうです。
民放などは、そんなデータに基づいて番組を製作し、ニュースをピックアップしているということです。
芸能人のスキャンダルや悲惨な事故ほど高視聴率が取れるようで、最近では酒井紀子の覚せい剤事件がいい例でしょうか。
ワイドショーでしつこく放送されたのは、まさに視聴率が稼げたからこそだと思いますが、そこに報道する側の矜持が欠如しているような。
本当はもう誰もがいい加減うんざりしていたんじゃないでしょうか、のりピーネタ。
ちょうどその時期には東南アジアでインフルエンザが蔓延していたり、いろいろ重大なニュースがあったんですが、見事に霞んじゃっているww
本当に知るべき情報が遮断されてしまうんですよね。
TVというメディアの特徴かもしれませんが、ある特定の報道を大量に流すことによってあたかも大衆の関心がそこに向けられているという誤解を生みやすい構造になっていると思うんです。
ある意味、いくらでもマスコントロールできる。
日本の放送局の場合、どこもいっせいに同じニュースを流すからなおさらです。
ある民放のプロディーサーは「あいつら(我々、国民のこと)、バカだから、この程度のお笑い番組ながしときゃーいいんだよ」と計算しながらバラエティを作っているって浅草キッドの水道橋博士が雑誌かなんかに書いてました。
もう矜持もへったくれもないですねー。
できれば、報道関係者には国民の関心を投資に向けさせるようアジテーションしてもらいたいですがw
アメリカの401Kみたいな政策、無理ですかねー。