リチウムイオン電池関連の伊勢化学工業に注目

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2009/08/18 - スケアクロウさんの株式ブログ。タイトル:「リチウムイオン電池関連の伊勢化学工業に注目」 本文: 経済産業省の鉱工業生産動向を用いて、製品ごとに出荷在庫バランスを見ると、突出して好調なものがあります。それがリチウムイオン電池。

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リチウムイオン電池関連の伊勢化学工業に注目

スケアクロウさん
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 経済産業省の鉱工業生産動向を用いて、製品ごとに出荷在庫バランスを見ると、突出して好調なものがあります。それがリチウムイオン電池。



 その主要材料である一酸化コバルト、四三酸化コバルト、水酸化コバルトなどに強みを持つのが伊勢化学工業です。

 コバルト化合物に強いのは、航空機エンジン等のスクラップから分離抽出したニッケル・コバルトの再利用を展開してきた歴史があるためです。

 現在は、業績を牽引するような力を発揮しているわけではないのですが、今後の成長が期待できます。

 実は、伊勢化学工業の魅力はそれだけではありません。

 関東平野を中心として、豊富に存在する「かん水」と呼ばれる古代海水に含まれる天然ガスとヨウ素を主力の事業基盤にしているのです。

 とくにヨウ素は世界の生産量の約12%を占める屈指のメーカーなのです。

 このヨウ素の用途は多彩ですが、注目は、液晶ディスプレーに不可欠な偏光膜向け。

 液晶ディスプレーの出荷数量は急回復しており、業績に大きく貢献することが期待できます。

 液晶用ガラスの主力メーカーである旭硝子を親会社としていることも強みになりそうです。

 一株当たり利益は今期12円、来期は35円と大幅な改善が見込まれます。

 株価は今年2月の283円を底に約2倍となっているのですが、株価純資産倍率が1倍を下回っていて、極めて保守的に、1倍にもどることを想定するだけで2割近い株価上昇が期待できます。



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