【メディセオ・パルタックHD】医薬品販売価格の低下に…

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

2009/08/07 - TIW藤根 靖晃さんの株式ブログ。タイトル:「【メディセオ・パルタックHD】医薬品販売価格の低下に…」 本文:医薬品販売価格の低下に歯止めがかかる兆候

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.

【メディセオ・パルタックHD】医薬品販売価格の低下に…

TIW藤根 靖晃さん
TIW藤根 靖晃さん
医薬品販売価格の低下に歯止めがかかる兆候

医療用医薬品卸事業において薬価差の拡大が止まらず粗利益の縮小が続いていたが、ようやく下げ止まる兆がある。コスト面でも傘下企業の集約化、希望退職者募集、物流の改善により効率化を進めている。しかし企業間競争が激しい業界だけに利鞘の縮小が完全に止まったとは言い難い。株価は6月末実績PBR1倍近辺にある現株価が妥当な水準と考える。

10/3期1Q(4-6月)は前年同期比1.5%増収、68.7%営業減益、最終損益は7億円純損失となった。売上高の7割を占める医療用医薬卸のメディセオ事業において売上総利益率の低下が著しく大幅な減益となった。化粧品・日用品・一般医薬品を扱うパルタック事業は市場の伸びを上回り増収増益となった。1Qの純損失は希望退職者募集に伴う特別退職金によるものである。但し、医薬品の販売価格は最近下げ止まっており通期では利益を確保する見込みである。

株価は(1)最近販売価格が下げ止まっている点、(2)地域流通センター設置により物流の効率化(コスト削減)が進んでいる点、(3)他医薬卸又は他業態とのM&Aの機会がまだあること、(4)パルタックを再上場すれば子会社売却益が出ること、などから上値を狙う機会もあろうが、ネガティブ要因として(1)売上総利益率の7.26%(1Q)→7.6%(通期予想)への引上げは相当きついこと、(2)予想PERに割高感があること、などから当面6月末実績PBR1倍近辺にある現水準を妥当と考える。

---------------------------------------------------
コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
---------------------------------------------------
関連銘柄
メディパル
TIW藤根 靖晃さんのブログ一覧