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中国の一週間の動き

中国の一週間の動き 2009年08月02日
金融緩和 , 融資管理 , 流動性吸い上げ:融資管理の厳密化で流動性吸い上げを狙ったが。株価が下げすぎ。上海株価5%の下落の根源となった中国中央銀行の預金準備率引き上げうわさを否定。人民銀行幹部、適度な金融緩和策を継続との事から上海総合指数は3400ポイントを回復。09年上半期の全国宿泊・飲食業の小売額18.1%増 、09年上半期の風力発電設備容量は100%増 、家電下郷による売上高は280億元などと経済発展と政策による電力発電の多様化が進んでいる。農業政策では向こう3年に1300社の新型農村金融機関増設で農村の経済振興と農業の機械化の拡充と車の普及を図るようだ。季節変動に不安があるので、中国の上半期の農業保険料収入59.8%増 、このうち財政拠出が67.14億元で95.87%相当を占めた。保険に参加した農家数は同49.2%増の6152万世帯で、保険金は同89.9%増の1437億元。農家にもお金が回ってきていることがよくわかる現象。車は都市部より周辺部で爆発的に売れ始めている。不動産投資の過熱に冷や水の、2戸目の住宅購入者に対するローン規制強化を受け下落していた不動産株も戻してきているのが注目であろう。結局、中国の潤沢な流動性がつづき、株価は来週も上昇すると予想される。月足チャートは9カ月連続陽線で、調整局面入りの兆候はみられない様だ。(Y)

31日の上海・深センB株市場は大幅に続伸した。高寄り後1時間ほどは弱含みに推移したが、その後はじわじわと上昇幅を広げる展開となり、本日の最高値で引けた。両B株市場とも水曜日の下落分をほぼ取り戻した。深センB株市場と上海B株市場の上昇率はそれぞれ3.37%と2.56%。幅広い銘柄が上昇、出来高は縮小した。
31日の大引け 終値 高値 安値 騰落幅 騰落率(%)
上海総合指数 3412.06 3414.15 3333.72 +90.50 +2.72
上海B株指数 218.61 218.69 213.93 +5.47 +2.56
深センB株指数 549.02 549.02 532.64 +17.92 +3.37
FTSE/Xinhua中国B35指数 7729.90  7729.90 7506.28 +223.81 +2.98
 各指数の1日の売買代金は、上海総合指数が2281.21億元、上海B株指数は6.11億米ドル、深センB株指数は5.75億HKドル。
 情報面では、悪材料が多かった。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は「運転資金融資管理暫定弁法」(草案)を公布。融資管理を強化し、銀行の融資が実態経済に浸透するよう促すことが狙い。
 上海証券報によれば、7月の新規融資額は5000億元を下回る見通し。申銀万国は、約3000-4000億元にとどまると予想する。中国人民銀行(中央銀行)も流動性吸い上げを強化している。今週、公開市場操作により金融市場から520億元を回収した。この金額は4カ月ぶり高水準となる。
 好材料もあった。海外株式市場はそろって年初来高値更新。原油先物相場は急反発した。
 上海証券の鄭偉剛アナリストは本日のA株市場について、悪材料は多かったもののほとんどが市場予測範囲内のもので、引き締めの度合いも小さかったため材料視されず、海外株と原油価格の急伸を好感し続伸したとコメント。
 投資者らは水曜日の暴落について上昇相場の中の調整安と一致しているようす。ほぼすべてのセクターが上昇した。このところ原油先物相場の急落を嫌気し伸び悩んでいた資源株と2戸目の住宅購入者に対するローン規制強化を受け下落していた不動産株が急反発。銀行株はやや軟調に転じたものの、軒並み上昇。
 B株市場はA株市場に追随する動きを継続。
 水曜日の急落もすぐ戻したことから、投資家心理が再び好転しており、来週はA、B株とも引き続き上昇し、再び年初来高値を更新すると予想される。
 B株市場で取引された107銘柄のうち、値上がり106銘柄、値下がり1銘柄。
深センB株市場:取引された54銘柄はすべて上昇。
週の動き:上海B株市場は7週続伸、深センB株市場は3週続伸した。
 B株市場は乱高下の様相を呈した。月曜日と火曜日は前週末の上昇基調を継いで続伸し、水曜日前場も安定して上昇し、3日連続で年初来高値を更新したものの、水曜日後場に急落し、両B株市場とも下落幅が一時7%を超える場面があった。大引けにかけ下落幅を縮小。木曜日と金曜日は再び上昇に転じた。
 水曜日の急落について、持続的な上昇で蓄積されていた利益確定売り圧力の集中的な釈放と政府当局の株式・不動産バブル抑制措置打ち出しが要因とみられる。銀行業監督管理委員会(銀監会)は、銀行融資の実態経済への浸透促進を図り固定資産融資、プロジェクト融資、運転資金融資に関する管理強化策を立て続けに公布した。7月の新規融資額は約3000億-4000億元にとどまる見通しで、中国証券監督管理委員会(証監会)は株価指数連動型ファンドの発行を抑制し始めているもようだ。
 深センB株市場に比べ、上海B株市場の地合は明らかに強かった。値上がり銘柄53銘柄のうち上海B株銘柄が31銘柄を占めた。
 上海B株市場では、ディズニー関連銘柄が再び人気を集めた。中路(SHB 900915)は前週末比9.39%高、外高橋(SHB 900912)は同5.83%高、陸家嘴開発(SHB 900932)は同4.24%高。石炭株と鉄鋼株は引き続き堅調。伊泰コール(SHB 900948)は同12.44%高、本鋼板材(SZB 200761)は同2.54%高。出遅れ感があったセクターに買いが入った。航空株の海南航空(SHB 900945)は同7.86%高、山東航空(SZB 200152)は同7.29%高、電力株の東南発電(SHB 900949)は同3.44%高、セメント株の華新セメント(SHB 900933)は同9.58%高、通信株の上海普天郵通(SHB 900930)は同2.86%高。
 深センB株市場では、不動産株が軟調に転じた。招商局地産(SZB 200024)は同5.31%安、万科企業(SZB 200002)は同5.45%安。酒造株は値下がり率上位に立った。安徽古井貢酒(SZB 200596)は同1.45%安、張裕ワイン(SZB 200869)は同0.04%安、家電株も軟調。燦坤実業(SZB 200512)は同2.56%安、康佳集団(SZB 200016)は同0.55%安。
 政府当局が株式バブル回避措置を講じ始めたものの、07年の上昇相場を振り返ると、各種の抑制措置が打ち出してから、相場の天井打ちまで相当の時間的ズレがあった。しかも、潤沢な流動性が変わっていないため、来週も引き続き上昇すると予想される。月足チャートは9カ月連続陽線で、調整局面入りの兆候はみられない。
 週の騰落率:
 上海B株は7.12ポイント(3.37%)高、深センB株は同4.25ポイント(0.78%)高。
 月の騰落率:
 上海B株は28.31ポイント(14.88%)高、深センB株は同52.80ポイント(10.64%)高。31日の大引け
       終値  高値  安値  騰落幅  騰落率(%)
上海総合指数3412.06 3414.15 3333.72 +90.50 +2.72
上海B株指数 218.61 218.69 213.93 +5.47 +2.56
深センB株指数549.02 549.02 532.64 +17.92 +3.37
FTSE/Xinhua中国B35指数 7729.90  7729.90 7506.28 +223.81 +2.98  
各指数の1日の売買代金は、上海総合指数が2281.21億元、上海B株指数は6.11億米ドル、深センB株指数は5.75億HKドル。
 情報面では、悪材料が多かった。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は「運転資金融資管理暫定弁法」(草案)を公布。融資管理を強化し、銀行の融資が実態経済に浸透するよう促すことが狙い。
 上海証券報によれば、7月の新規融資額は5000億元を下回る見通し。申銀万国は、約3000-4000億元にとどまると予想する。中国人民銀行(中央銀行)も流動性吸い上げを強化している。今週、公開市場操作により金融市場から520億元を回収した。この金額は4カ月ぶり高水準となる。
 好材料もあった。海外株式市場はそろって年初来高値更新。原油先物相場は急反発した。
 上海証券の鄭偉剛アナリストは本日のA株市場について、悪材料は多かったもののほとんどが市場予測範囲内のもので、引き締めの度合いも小さかったため材料視されず、海外株と原油価格の急伸を好感し続伸したとコメント。
 投資者らは水曜日の暴落について上昇相場の中の調整安と一致しているようす。ほぼすべてのセクターが上昇した。このところ原油先物相場の急落を嫌気し伸び悩んでいた資源株と2戸目の住宅購入者に対するローン規制強化を受け下落していた不動産株が急反発。銀行株はやや軟調に転じたものの、軒並み上昇。
 B株市場はA株市場に追随する動きを継続。
 水曜日の急落もすぐ戻したことから、投資家心理が再び好転しており、来週はA、B株とも引き続き上昇し、再び年初来高値を更新すると予想される。

 週の動き:
 上海B株市場は7週続伸、深センB株市場は3週続伸した。
 B株市場は乱高下の様相を呈した。月曜日と火曜日は前週末の上昇基調を継いで続伸し、水曜日前場も安定して上昇し、3日連続で年初来高値を更新したものの、水曜日後場に急落し、両B株市場とも下落幅が一時7%を超える場面があった。大引けにかけ下落幅を縮小。木曜日と金曜日は再び上昇に転じた。
 水曜日の急落について、持続的な上昇で蓄積されていた利益確定売り圧力の集中的な釈放と政府当局の株式・不動産バブル抑制措置打ち出しが要因とみられる。銀行業監督管理委員会(銀監会)は、銀行融資の実態経済への浸透促進を図り固定資産融資、プロジェクト融資、運転資金融資に関する管理強化策を立て続けに公布した。7月の新規融資額は約3000億-4000億元にとどまる見通しで、中国証券監督管理委員会(証監会)は株価指数連動型ファンドの発行を抑制し始めているもようだ。

 政府当局が株式バブル回避措置を講じ始めたものの、07年の上昇相場を振り返ると、各種の抑制措置が打ち出してから、相場の天井打ちまで相当の時間的ズレがあった。しかも、潤沢な流動性が変わっていないため、来週も引き続き上昇すると予想される。月足チャートは9カ月連続陽線で、調整局面入りの兆候はみられない。
週の騰落率:上海B株は7.12ポイント(3.37%)高、深センB株は同4.25ポイント(0.78%)高。
月の騰落率:上海B株は28.31ポイント(14.88%)高、深センB株は同52.80ポイント(10.64%)高。 
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(新華ファイナンスより抜粋)
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