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【JSR】1Q決算:多角化部門は上振れ、石化部門は下振れで…

1Q決算:多角化部門は上振れ、石化部門は下振れでほぼ会社計画線上で推移

株価は年初来安値から約80%上昇しており、足元でも堅調に推移していたが、市場コンセンサスを下回る1Q決算であったため、上値は重い展開も予想される。しかし、業績は会社計画線上、環境関連としてのLIC(リチウム・イオン・キャパシタ)や新規配向膜、タッチパネル用のITO(透明導電膜)シートなど将来的に有望な製品群を多く抱えている。事業化への道筋が明確な点から、潜在的な企業価値は高いと認識しており、緩やかながら株価は上昇基調で推移するだろう。

10/3期1Q(4-6月)は売上高676億円(前年同期比33%減)、営業利益31億円の赤字。前四半期(1-3月)比では売上高91億円増(前四半期 584億円)、営業利益6.9億円の改善(同38億円の赤字)。利益面での主力である多角化事業が営業利益29億円となり会社側計画を上回ったが、石化部門が計画下振れとなった模様で相殺された結果となった。多角化の主力である半導体・FPD材料は共に前四半期30%超の伸び(前年同期比は約25%減)を示しており、回復傾向は鮮明。更に足元でも回復傾向が持続しており、1Q比を上回る推移のようだ。しかし、石化部門のエラストマー(自動車タイヤ原料など)は販売先の生産稼働が計画を下回っている模様であり、金額・数量の両面で厳しいようだ。リスク要因はタイヤ市場の回復の遅れと値下げ要請の強まり、原燃料の乱高下や需給関係の悪化、為替など。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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