米ドル円相場です。時間足に24時間移動平均線とボリンジャーバンドをのせています。CIT破綻の影響か、再びドル不信任の雰囲気が広がりつつあります。ただ、１つ１つのニュースは大した影響力を持ちません。きっかけを与えるだけでしょうから、この流れが続くためには、次のニュースを欲することになります。週足を見てみると、-2σにタッチしています。シナリオは2つ。それも極端にわかれるシナリオです。リスク管理が必要な場面です。１．ほぼレンジ相場継続で、ここから反発する。２．-2σラインに沿って下落を開始する。どちらともいえない場面です。では、月足ではどうでしょう。ドル安トレンドではあるものの、-1σの内側に位置していますし、下落トレンドの中にあって、戻り相場を2度演じています。反発力がある証拠ですので、このまま押し目を形成して上昇してもおかしくはありませんし、もう一段の下げを見せてからようやく反発ということも想像できます。月足では-1σ割れを起こさない限り、本気での売りスタンスにはなれません。移動平均線が下を向いているので、売りスタンスでいたいのだけれど、反発したがっている（買い支えたがっている？）ので、いつ反発するかわからないので、大きな賭けには出れない、ということになります。どの足を見ても迷いが生じるチャートですので、ドル円でのトレードは避けておきます。休むも相場です。他の通貨をみることにします。
