ドル円の時間足に24時間移動平均線とボリンジャーバンドをかけてあります。+2σを超えてからの反落というシーンですが、+1σ割れを起こさない限り「買い継続」というシグナルしか受け取れません。+2σ突破時点で、買いポジションを軽くしておく程度にしか、この局面でできることはないのです。それはたとえMACDで見ても、RSIで見ても、同じです。続伸するのか、反落するのかを、このチャートから判断することは不可能です。そこで日足や週足が登場します。大きな流れを見るようにします。すると、週足ではMACDが売り転換を示していることがわかりました。流れは下落にあるということは確認できました。できましたが、しかし、FXでのトレードとなると、週足が売り転換だから「売ろう」というのでは、値のブレ幅が大きすぎてロスカットが多くなってしまいます。週足で相場の傾向を探ることはできても、今どうするべきかを教えてくれるのは、やはり時間足です。せめて日足です。週足や日足でトレンドを探り、そのトレンドに従ったポジション取りを、いつ行うかを判断するのが時間足です。もっと短期間で、数分~数十分でトレードを完了させるなら、5分足を使います。5分足の場合はチャートから目が離せません。よっぽど暇か、専業でなければできません。