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米ドルが紙くずに? 基軸通貨としての信頼の失墜

MSNに何だかなぁというような記事が載っていました。


▼中国とブラジル、貿易決済で自国通貨利用に向け協力
http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-387568&cc=03&nt=00


輸出入の現場では米ドルかユーロで決済されるのが一般的です。
使用する通貨を限定することで管理も取り扱いも楽になるということもあって、国際取引には米ドルかユーロを使うというのが一般的なルールになっています。
(たまに日本円や英国ポンドもありますが、かなり稀なケースですw)


そんな決済ルールを変えてしまおうという動きが中国・ブラジルから動き出しました。
今まで米ドルに頼っていた輸出入の決済を自国通貨、つまり中国元やブラジルレアルで決済してしまおうということだそうです。


ただ自国通貨で決済できるメリットをいろいろと考えてみたのですが・・・実はあんまり思い当たらないんですよねぇ


少しデータが古いのですが、財団法人国際貿易投資研究所のデータによると2007年の中国の輸出・輸入の合計総額は2兆1,740億ドルで世界貿易額の約8%を占めています(世界第3位)。
ちなみに日本は1兆3,203億ドルで中国に次ぐ4位となっています。
(貿易の世界でも日本は中国に抜かれてしまったのですねぇw)


自国通貨で決済となれば、中国の方は外貨に両替する必要がなくなります。
ということは、それだけ交換手数料が削減できるということです。


もし交換手数料が1%であれば、中国は2兆1,740億ドルの1%、217億ドルの経費を払っていることになります(あくまで単純計算ですがw)
自国通貨での決済となれば日本円にして約2兆円の経費削減が可能となるわけです。

ただ、2007年の中国のGDPは約3兆3,825億ドルですから、GDPに対する比率は1%にも足りません。
うーん・・・経済的にはあまり意味がないのかもしれません。


しかも今の中国は世界最大の米国債保有国です。
それだけ米ドルを多く保有しているわけですから、わざわざ中国元で決済する必要もないような気がします。


ただ、基軸通貨としての米ドルの信頼性を失墜させるという意味では有効かもしれません。


私はほんの数ヶ月前までは米ドル信奉者でした。
勤務先の企業で輸出入の現場を経験している時に米ドルの優位性や使い勝手の良さを肌で感じていたため、これからも米ドルは基軸通貨であり続けると信じていました。


が、民主党の「米国債は買わない」という発言から、私の米ドルへの信頼性は一気に墜落しましたw
米国の属国、いや失礼、米国の同盟国である日本が米国債を買わないという選択肢を考えるほど、今の米国は世界なら舐められているのかと感じざるを得ませんでした。


ということで、今は米ドルへの投資はしないことにしています。
外貨への投資なら、豪ドルやブラジルレアルあたりが狙い目ではないかと個人的には考えています。


ちなみに、中国嫌いの私は中国に投資するつもりは一切ありませんのであしあからずw


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