毎晩、子供に本を読んで聞かせている。
3歳半になって、多少話の筋がわかるようになってきたので、代表的な童話がたくさん入っている本を買ってきた。
読み聞かせて改めて思ったが、むかしばなしは残酷な話が多い。
「かちかち山」のあらすじを、通常の文章に起せば、
お婆さんを撲殺したタヌキを、ウサギが背中に火をつけ、泥の船で沈めて溺死させる。
という話だし、
「はなさかじいさん」は、
隣人のペットを殺す、という、非人道的極まりない行為が書かれているし、
「さるかに合戦」は、
カニが渋柿の直撃を受けて死亡
「ころす」だの「しんだ」だの、ひらがなだからやわらかく見えるようなものの、読むのを躊躇するときがある。
まあ、さんざん自分も小さいときから読んできて、日本人のほぼ全員が知ってる話なので、気にすることもないとは思うが。
「何が良いことで、何が悪いことか」を教えるためには、悪が報いを受ける「因果応報、勧善懲悪」の話を聞かせることはいいのかもしれない。
「ころすことは悪いことだ、しぬのは悲しいことだ」と。
いじわる爺さん、欲張り婆さんが報いを受けるのが、むかしばなしの基本形だが、「こぶとりじいさん」の、隣の爺さんだけは気の毒。
「こぶが取れたんだー。いいなー。」
という、欲張りでも何でもない、至極当然の感情から、後乗りで行動に出て、ひどい目にあっている。
それほどあくどい爺さんでもない。
あれの教訓は、その他いじわる爺さんとは違う位置にあるだろう。
「まるで個人投資家みたいだな」
とも思った。
他人の幸運を見てから、後乗りしようとして、前のじいさんの投げたコブを受け取ってハズレを引く。
「こぶとりじいさん理論」
と、呼ぶことにする。
株式市場は、「欲張り爺さん VS 欲張り爺さん」
かもしれないが。
4件のコメントがあります
1~4件 / 全4件
>花育さん
>3匹のこぶた
煮て食べるまでは行かないですねw
煮て殺してしまいます。
本によっては、「お湯に落ちて、熱いといって逃げていきました」と、ゆるくアレンジしてあったりします
赤ずきんを読むと、腹を割く際に、狼の内臓の絵がうかんできてしまいますw
子供は、そこまで思わないでしょうが。
デスファイルみたいですねw
>一般人が普通に生活している社会ではそうあって欲しいと思います。
自分の格言に、
「その場の100円をごまかした人間は、その後に1億を費やしても、信用を取り戻せない」
というのがあります。
人との付き合いは、信用が一番大事だと思います。
>3匹のこぶた
煮て食べるまでは行かないですねw
煮て殺してしまいます。
本によっては、「お湯に落ちて、熱いといって逃げていきました」と、ゆるくアレンジしてあったりします
赤ずきんを読むと、腹を割く際に、狼の内臓の絵がうかんできてしまいますw
子供は、そこまで思わないでしょうが。
デスファイルみたいですねw
>一般人が普通に生活している社会ではそうあって欲しいと思います。
自分の格言に、
「その場の100円をごまかした人間は、その後に1億を費やしても、信用を取り戻せない」
というのがあります。
人との付き合いは、信用が一番大事だと思います。
> こぶとりじいさんです。
了解ですw
昔話のあらすじなんてすっかり忘れてしまっています。
三匹の子豚の狼は、
煮えた油の鍋に落ちて豚に食べられてしまうのでしたっけ?
赤ずきんちゃんの狼は、
腹を切られて石を詰められて川に投げ込まれるのでしたっけ?
> ドライな現代においても、最後は正直者が勝つと思いますけどね。そう信じてます
せめて、一般人が普通に生活している社会ではそうあって欲しいと思います。
了解ですw
昔話のあらすじなんてすっかり忘れてしまっています。
三匹の子豚の狼は、
煮えた油の鍋に落ちて豚に食べられてしまうのでしたっけ?
赤ずきんちゃんの狼は、
腹を切られて石を詰められて川に投げ込まれるのでしたっけ?
> ドライな現代においても、最後は正直者が勝つと思いますけどね。そう信じてます
せめて、一般人が普通に生活している社会ではそうあって欲しいと思います。
>花育さん
天然で、「こぶとりじいさん」を、「はなさかじいさん」と書き間違えていましたw
こぶとりじいさんです。
本当の悪は、因果を受けることなく生きながらえて居ますからね。
警察に捕まるような、分かりやすい悪人は、本当の悪人じゃない。ただの小悪党。
はなさかじいさんは、いじわるじいさんに、犬を殺され、その墓に生えた木で作った臼を燃やされ、その灰を撒いたら枯れ木に花が咲いた。
その灰を殿様の前で撒いたいじわるじいさんが打ち首になるという話です。
ドライな現代においても、最後は正直者が勝つと思いますけどね。そう信じてます
天然で、「こぶとりじいさん」を、「はなさかじいさん」と書き間違えていましたw
こぶとりじいさんです。
本当の悪は、因果を受けることなく生きながらえて居ますからね。
警察に捕まるような、分かりやすい悪人は、本当の悪人じゃない。ただの小悪党。
はなさかじいさんは、いじわるじいさんに、犬を殺され、その墓に生えた木で作った臼を燃やされ、その灰を撒いたら枯れ木に花が咲いた。
その灰を殿様の前で撒いたいじわるじいさんが打ち首になるという話です。
ドライな現代においても、最後は正直者が勝つと思いますけどね。そう信じてます
こんばんは〜
「本当は怖いグリム童話」とか流行りましたよね。
昔話って残酷ですよよ。
それだけ、人や動物の死が今より身近だったのでしょうね。
しかしながら、
商品高騰やら世界不況やらで、
世界の飢餓人口はこの一年で10%増えて10億人になった、
ってニュースでやっていました。
現在進行中の「今話」は、
悪人が姿を見せず、
さらりと大虐殺ですから昔話より残酷って言えなくもない。
…ところで、はなさかじいさんの話って、
どんな話だったか忘れてしまったのですが、
こぶのやりとりなんてあったのですね。
「本当は怖いグリム童話」とか流行りましたよね。
昔話って残酷ですよよ。
それだけ、人や動物の死が今より身近だったのでしょうね。
しかしながら、
商品高騰やら世界不況やらで、
世界の飢餓人口はこの一年で10%増えて10億人になった、
ってニュースでやっていました。
現在進行中の「今話」は、
悪人が姿を見せず、
さらりと大虐殺ですから昔話より残酷って言えなくもない。
…ところで、はなさかじいさんの話って、
どんな話だったか忘れてしまったのですが、
こぶのやりとりなんてあったのですね。