オマーンで初の新型インフルエンザ感染を確認
【マスカット 17日 ロイター】 オマーンで米国から帰国した学生3人が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染していたことが明らかになった。同国では初めての感染確認。国営オマーン通信が17日に伝えた。
新型インフルエンザ感染は湾岸6カ国すべてと隣接するイエメンで確認された。同地域では、サウジアラビアの感染者が22人と最も多い。
2009/06/18 12:11
ブラジルの研究所が新型インフルの亜種を発見
【サンパウロ17日綾村悟】ブラジル・サンパウロ州にあるアドルフォ・ルッツ研究院は16日、新型インフルエンザが変異した新種(亜種)を見つけたと発表した。政府系ブラジル通信が報じた。
サンパウロ州の防疫関係者は、「(新型インフルエンザのウイルスが)明日どのような変異をもたらすか誰にも分からない」と言明しながらも、現在、スイスなどで研究開発が軌道に乗っている新型インフルエンザのワクチンが、今回発見された亜種にも有効だとの見解を示している。
2009/6/17 17:57
アルゼンチンで初の新型インフル死者
【サンパウロ16日綾村悟】新型インフルエンザの感染拡大が続いている南米アルゼンチンで、同国保健当局は15日、同国で初の新型インフルに感染したことによる死者が出たと発表した。南米での新型インフル感染による死者はチリ(2人)とコロンビア(1人)についで3カ国目。AP通信などが報じた。
同国保健当局によると、死亡したのは生後3カ月の乳児。同国の首都ブエノスアイレス市内の病院で死亡した。
本格的な冬を迎えようとしている南米では、特に南米大陸の南端に位置するチリとアルゼンチンで新型インフルへの感染者が激増しており、これまでにチリで2335人、アルゼンチンで733人の感染者が確認されている。
2009/6/17 9:30
新型インフルの死者が4人に-アルゼンチン
【サンパウロ17日綾村悟】南米アルゼンチンの保健当局は16日、新型インフルエンザの感染による死者が3人確認されたと発表した。アルゼンチンで新型インフルの感染による死者はこれで4人になる。AP通信などが報じた。
また、同国内での新型インフルエンザの感染確認は871人にまで増えた(同国保健当局発表)。前日までの発表では、死者は1人、感染者は733人だった。
アルゼンチンの隣国チリにおいても感染拡大は続いており、16日までにチリでの感染者数は3000人を超えて3125人を記録している。
これまでに南米では7人の新型インフル感染による死亡が確認されており、内訳はアルゼンチンが4人、チリが2人、コロンビアが1人となっている。
南半球はこれからが本格的な冬に入るため、特に感染者数が激増しているアルゼンチンとチリの両政府は、大量のワクチン確保などに向けて急いでいる。
新型インフルに関しては、世界保健機構(WHO)が先週、世界的大流行(パンデミック)にあたる「フェーズ6」を宣言、全世界76カ国で3万6000人の感染者と170人近くの死者を出す事態となっている。
2009/6/17 17:57
新型インフル、ヨルダンなど湾岸3カ国で初の感染確認
6月16日、ヨルダン、カタール、イエメンの3カ国で初の新型インフルエンザの感染が確認された。写真は抗ウイルス薬のタミフルを手にするインドネシアの看護師。4月撮影(2009年 ロイター) [拡大]
【アンマン 16日 ロイター】 ヨルダン、カタール、イエメンの3カ国で初の新型インフルエンザ(H1N1型)の感染が確認された。
カタールでは、オーストリアから13日に到着したニュージーランド人の2歳の男児と、ニューヨークからバングラデシュ経由で14日に到着した2歳半の米国人の男の子が新型インフルエンザに感染していることが判明した。国営カタール通信が伝えた。
また、イエメンのラシ保健相はロイターの取材に「米国から帰国した学生が新型インフルエンザに感染、同国初の感染確認となった」と述べた。
ヨルダンのファエズ保健相は記者会見で「2人の感染を15日に確認した。11歳と17歳のヨルダン人の少女で2人とも先週、米国から帰国した」と語った。
各国当局によると、新型インフルエンザに感染していた患者はいずれも治療を受け、回復している。
湾岸諸国では、これまでにサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、バーレーンで新型インフルエンザ感染例が報告されている。
2009/06/17 13:18