新型インフルフィリピンで急増 クロアチア初

[アジアさん]

フィリピンで感染者急増、２００人超え－新型インフル

　【マニラ１６日福島純一】フィリピン保健省は１６日、国内で確認された新型インフルエンザの感染者が２４７人に達したと発表した。同日、新たに確認された感染者は５４人。
　マニラ首都圏では、金融街のマカティ市で６人の感染者が確認されたほか、ケソン市に本社がある大手テレビ局ＡＢＳ－ＣＢＮの従業員２人が感染していることも判明した。

　一方、地方での感染も拡大しており、ルソン島中部ヌエバエシハ州の公立小学校では生徒１１人の感染が確認され、保健省は１４日、同地域にアウトブレイク（集団感染）を宣言。さらに、マニラ首都圏に近いブラカン州の公立高校でも生徒８人の感染が確認され、保健省が感染源の特定を急いでいる。

　保健省は、すでに７１人の感染者が回復し帰宅していると発表し、いずれの感染者も症状が軽いことを強調。国民にパニックにならないようあらためて呼び掛けた。

型インフルエンザ、クロアチアで初の感染確認
　【ザグレブ　１５日　ロイター】　クロアチアのミリノビッチ保健相は１５日、先週に海外渡航から帰国した患者１人が新型インフルエンザ（Ｈ１Ｎ１型）に感染していたことを明らかにした。同国で初めての感染確認となったが、患者はすでに回復しているという。
　同保健相は記者団に対し「患者は軽いインフルエンザの症状が見られたため検査したところ、本日、新型インフルエンザであったことを確認した」とコメント。その上で「患者は自宅療養の結果、完全に回復し、すでに職場復帰している」と語った。

　また同相は、患者の詳細については明らかにしなかったが、患者の家族には感染の症状は見られないとした。

2009/06/16 12:27