依然として高値圏でのもみ合いが続いています。昨日は値上
り銘柄数が多かったのに安く、本日は値下り銘柄数が多かっ
たのに高い、と何ともちぐはぐな展開になっています。RS
Iやストキャスティックスは高値圏にあり過熱感が強いなか
で来週初めの動きで上に抜け切れないといったん調整となっ
て来るのかもしれません いよいよ日経平均1万円が見えて
きましたが、達成感が出ると、そこから買う人はいなくな
る。ここでは、多少足踏みしても、1万円を通過点にした
い。それがマーケットの本色。
さまざまな強気が生まれて、個別にもかなり上がる株が出
て、チャートを見ればどの株もかなり上げていて、ここから
買うには怖いものばかりになっいる。押し目を待っていた人
は、押し目前日の米国株高や為替の円安基調を受け、主力株
中心に買いが先行、反発しての寄り付きとなる事が多い。
米5月雇用統計の発表を控えて積極的な売買は見送られ、方向
感に乏しく、値幅は上下55.84円と今年最小。9日の米国債30
年物入札を前にどんな動きがあるのか。また、先行していた
次世代エネルギー関連の一角には、利食い売りの動きも目立
っていました。
来週は週末に先物・オプションSQが予定されていますが、9,7
50円前後のレンジが居心地良いと言った印象が強く、全体と
しては引き続き高値レベルでの膠着感の強い展開が続くでし
ょう。
しかし、押し目買い意欲が根強いほか、需給面で、下への警
戒リスクは低いことから、9,800円辺りの水準をクリアしてく
るようだと、ヘッジに伴うショートカバーの流れを強め、1
0,000円の大台が強く意識される可能性があります。
仮に全体指数が上値追いとならず、膠着感の強い展開が続い
たとしても、次世代エネルギー関連相場で資金回転が利いて
おり、個人中心に潤った資金は「次なるターゲット」を模索
し出遅れ銘柄や低位銘柄への触手を伸ばしてくるでしょう。
活発な材料株物色は、続くことになりますが買いで回転を効
かせていきたいと考えています。