旅の報告 〜 その5

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

さらにお得なキャンペーン!

資産形成応援キャンペーン

期間内であればいつでもエントリーOK

2006/09/13 - 海の鹿さんの株式ブログ。タイトル:「 旅の報告 〜 その5 」 本文:9/11 未明。ワールドトレードセンター。 旅をしてきた。 キャンドルを作る友達と二人旅だ。 彼は、世界中の被災地でキャンドルを灯している。 僕は彼のヘルプ。

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.

旅の報告 〜 その5

海の鹿さん
海の鹿さん



9/11 未明。ワールドトレードセンター。


旅をしてきた。
キャンドルを作る友達と二人旅だ。

彼は、世界中の被災地でキャンドルを灯している。
僕は彼のヘルプ。

日本からキャンドルを担いで持っていった。


現状のアメリカ。
跡地は、悲惨だった。

剥き出しの土台。
張り巡らされたフェンス。

そこに集まる人々。

観光客。
遺族。

捧げられた花束とメッセージ。


9/10はブッシュ大統領が訪れる関係で、1ブロック先からバリケードが張られた。

夜を待ち、ワールドトレードセンターへ。

バリケードは無かった。

友人がキャンドルに灯を灯す。

風が強く、何度も灯が消える。

何度も灯す。

友達がワールドトレードセンターで働いていたという女性が、僕らと一緒に座り込む。

そしてまた息子を失くしたおじさんも座り込む。

仕事でNYにきていた、友人の友達も集まり、皆で座り込む。


通る人も 座り込んだ人たちも 皆 キャンドルを見つめていた。

黒人の酔っ払ったおじさんに絡まれる。

「なぜ、日本人のお前らが祈ってるんだ?これはパールハーバーと一緒だぞ!!?」と

僕らはそれを知り、その後を体験して生きているからこそ、二度と繰り返したくないと言う思いを胸に、ここに来ていることを伝える

おじさんは無言で でも握手をして去る

消防士のおじさんが通る
途中立ち止まり、キャンドルをみつめる

肩を落として、西の方へ歩いて行った


気温が下がり、寒い

自問自答をする

「何故ここにいるのか」と

言葉での答えは出てこない


ただ、大事なことを考える時間を「リアル」に体験していることはわかった。
痛いほどわかった。


--------------------------------------------

朝が来て、僕らの帰る飛行機に乗る時間がくる
ワールドトレードセンターを出て、キャブを捕まえる。

ニューアークの空港へ到着する。



日本について、洗濯を終え、今回の旅を反芻する。

今こうしてblogをつけながらも反芻している。


自分の事、自分の周りのこと、故郷のこと、この国のこと、他の国のこと、色々考えている。

答えはどこに?

これからの僕の生き方で。
すべてはわかるのだと思う。

答えなど無いかもしれない。

でも行動する

その軌跡が

答えになるのだろう。






海の鹿さんのブログ一覧