NGTNさんのブログ
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今日の相場 -9/27-
・NY市場は大幅続伸。GMがスト中止で暫定合意したことにより、景気押し下げ懸念が後退。また、8月耐久財受注は弱かったのですが利下げ期待と捉えられたようです。取引終盤に、ベアー・スターンズの株式をバフェット氏が取得との噂が広がり、金融セクターがぴょこんと上がりました。期末に向けてのドレッシングでは、との声もあるようです。
・日本市場は大幅続伸。先物の買い需要が非常に強かったです。個別ではこれまで売られていた、不動産、保険、銀行、証券、消費者金融などの内需が大幅高となっていました。新興市場は今日も大幅高。でもですね、これって外国人が積極的に買いにきたわけではないと思うのです。以下、推測を書きます(正しい保証は無く、私個人の考えです)
・先物は、恐らくJGB先物買い・株先物売りのポジションを取っていたところの巻き戻しが多かったと思います。現物に対してのヘッジ売りの買戻しもありそうでした。何でそんなに慌てて買うんだろう?と少し変な感じがして、ロングを仕込む動きには見えなかったです。あと、昼休みに須田日銀審議委員が利上げに対して前向きな発言をして、これを受けて後場寄りからJGB先物がさらに売られ、巻き戻しを加速させたようです。
・現物は、期末の貸し株返済に伴うヘッジファンドの空売りの買戻しがあったのではと思います。彼らは受け渡し日ベースじゃなくて良いみたいですし。
http://www.rakuten-sec.co.jp/
ITS/investment/depths/in05_report_depths_20070223.html
(URLが長いので2行にわけました。こぴぺでつなげてください。Firefoxだとレイアウトが変になるので。もしくは、「ヘッジファンド 期末 買戻し 貸し株 」でgoogle検索して一番上にきたやつを開いてください)
まず、朝の外資系動向の買い9710万株に違和感がありました。ザラ場の動きは、これまで買われていた非鉄、海運などはあまり上がらず、売り込まれていた内需が大幅高。不動産はドイツ証券のレーティング上げがあったのでまだわかるにしろ、りそなが13%高、消費者金融は軒並み10%以上上がっていて、これはまともな買いではないなと。期末に貸し株を返済しなくてはならなくなったヘッジファンドが、これまでファンダメンタルの弱さを理由に売ってきた内需銘柄を一気買い戻したのではないでしょうか。昨日から突然上がり始めた新興も空売りの買い戻しがきっかけじゃないかと思います。そういえば昨日、DOWAが妙に強くて変だなと思ってたのですが、あれも多分買い戻しが一気に入ったと思われます。
極端な需給の偏りが引き起こした現象という点では、8月上旬のロングショートファンドの解約騒ぎと同じようなものだと思います。ヘッジファンド勢が今の水準がフェアバリューと思うなら、10月に入っても株価はあまり動かないでしょうし、9月末は慌てて買い戻したけどこの位置は売りだと思うなら、今日上がっていた内需はまた空売りを入れられて下がると思います。
(主にドル以外の通貨に対しての)円売りや、オプションのIVの低下が示す不安心理の後退などから、リスクマネーが戻ってきている感じはしますし、純ロングの買いもはいっているとは思うのですが、ここまで一気に上がるのにはやはり違和感があります。10月に入ってからも強いようなら、この相場の強さは本物だと思います。
・日立がHDD事業を投資ファンドに売却との報道。日立は大幅高。
IBM⇒日立⇒投資ファンド。従業員の方は大変ですね。IBMは他にもハード部門を色々と売っています。
ルーター⇒Cisco(5年~10年くらい前の話)
PC⇒レノボ
プリンタ⇒リコー
シェアが奪えなかったり商品がコモディティ化したりして、利益が出なくなったため売りに出しているのだから、事業を買い取ったところでそう簡単に利益が出ないことはわかりそうなものですが・・・。
・日本市場は大幅続伸。先物の買い需要が非常に強かったです。個別ではこれまで売られていた、不動産、保険、銀行、証券、消費者金融などの内需が大幅高となっていました。新興市場は今日も大幅高。でもですね、これって外国人が積極的に買いにきたわけではないと思うのです。以下、推測を書きます(正しい保証は無く、私個人の考えです)
・先物は、恐らくJGB先物買い・株先物売りのポジションを取っていたところの巻き戻しが多かったと思います。現物に対してのヘッジ売りの買戻しもありそうでした。何でそんなに慌てて買うんだろう?と少し変な感じがして、ロングを仕込む動きには見えなかったです。あと、昼休みに須田日銀審議委員が利上げに対して前向きな発言をして、これを受けて後場寄りからJGB先物がさらに売られ、巻き戻しを加速させたようです。
・現物は、期末の貸し株返済に伴うヘッジファンドの空売りの買戻しがあったのではと思います。彼らは受け渡し日ベースじゃなくて良いみたいですし。
http://www.rakuten-sec.co.jp/
ITS/investment/depths/in05_report_depths_20070223.html
(URLが長いので2行にわけました。こぴぺでつなげてください。Firefoxだとレイアウトが変になるので。もしくは、「ヘッジファンド 期末 買戻し 貸し株 」でgoogle検索して一番上にきたやつを開いてください)
まず、朝の外資系動向の買い9710万株に違和感がありました。ザラ場の動きは、これまで買われていた非鉄、海運などはあまり上がらず、売り込まれていた内需が大幅高。不動産はドイツ証券のレーティング上げがあったのでまだわかるにしろ、りそなが13%高、消費者金融は軒並み10%以上上がっていて、これはまともな買いではないなと。期末に貸し株を返済しなくてはならなくなったヘッジファンドが、これまでファンダメンタルの弱さを理由に売ってきた内需銘柄を一気買い戻したのではないでしょうか。昨日から突然上がり始めた新興も空売りの買い戻しがきっかけじゃないかと思います。そういえば昨日、DOWAが妙に強くて変だなと思ってたのですが、あれも多分買い戻しが一気に入ったと思われます。
極端な需給の偏りが引き起こした現象という点では、8月上旬のロングショートファンドの解約騒ぎと同じようなものだと思います。ヘッジファンド勢が今の水準がフェアバリューと思うなら、10月に入っても株価はあまり動かないでしょうし、9月末は慌てて買い戻したけどこの位置は売りだと思うなら、今日上がっていた内需はまた空売りを入れられて下がると思います。
(主にドル以外の通貨に対しての)円売りや、オプションのIVの低下が示す不安心理の後退などから、リスクマネーが戻ってきている感じはしますし、純ロングの買いもはいっているとは思うのですが、ここまで一気に上がるのにはやはり違和感があります。10月に入ってからも強いようなら、この相場の強さは本物だと思います。
・日立がHDD事業を投資ファンドに売却との報道。日立は大幅高。
IBM⇒日立⇒投資ファンド。従業員の方は大変ですね。IBMは他にもハード部門を色々と売っています。
ルーター⇒Cisco(5年~10年くらい前の話)
PC⇒レノボ
プリンタ⇒リコー
シェアが奪えなかったり商品がコモディティ化したりして、利益が出なくなったため売りに出しているのだから、事業を買い取ったところでそう簡単に利益が出ないことはわかりそうなものですが・・・。
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今日もアメリカは能天気に上げましたね。
インフレもお忘れなきように。。。と一言いいたいです
今日で9月も終わりですから、期末上げで終わり、10月
はその反動で下落なんてことにならなきゃいいんですが、
私が心配性なんですかね。
朝、 三菱重工業は中国の重電大手であるハルビン集団(黒竜江省)と提携の記事で思い出しました。
日立はHDD事業さえ切り離せば収益性は向上するんですよね。
重電では優良銘柄ですから。今日 また上がったら久しぶりに買いを入れてみようかな。一応HITACHI LOVE
なので。
ショート解消買いなら、かなり納得できます。
> ヘッジファンド勢が今の水準がフェアバリューと思うなら、10月に入っても株価はあまり動かないでしょうし、9月末は慌てて買い戻したけどこの位置は売りだと思うなら、今日上がっていた内需はまた空売りを入れられて下がると思います。
同じ位置に戻ってくるか、
それとも水準訂正になるか両方考えられるわけですね。
> 10月に入ってからも強いようなら、この相場の強さは本物だと思います。
10月中旬までの動きに注意したいと思います。
レノボの広告はあまりみかけないですね。たまに電車の中吊りに広告をだしてるのは見るのですが。Thinkpadのキーボードの打ち心地が好きなので、製品の質が落ちてないならまた買ってみたいです。
笑福来 三枝 さん、
アメリカさんは私もけっこう心配です。楽観的なうちは上げ続けるけど、悲観的になると今度は下げ続けますから。
日立は自社の強いところで勝負してほしいですね。
株育成計画2さん、
そうですね。水準訂正なのか、一時的なポジション調整なのか・・・10月に入ってからの動きに注目ですね。