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田中宇の国際ニュース解説 小沢発言

米政府の方針としては、ブッシュ政権よりオバマ政権の方がましかもしれな
いが、置かれている状況は2つの政権で全く異なっている。ブッシュ時代の米
国は名実ともに世界で突出して強い覇権国で、単独覇権主義だろうが国際協調
主義だろうが、好きな世界戦略を自由に展開できた。

 しかし今の米国は、ブッシュ時代の重過失的な失策の末、覇権崩壊の危機に
瀕しており、立場の弱い協調姿勢しかとれなくなっている。覇権主義を貫くと、
中国やアラブ産油国が米国債を買わなくなり、米国はまず財政的に破綻する。
クリントン国務長官の戦略がどんなに素晴らしくても、米国はオバマ政権の
任期満了時には、オバマ就任時よりずっと悪い状態に置かれているだろう。

▼日本も幕末的な大転換期に?

 中国は、すでにこうした米国の状況を見据えて動いている。中国は、北朝鮮
がミサイルを試射したら北を経済制裁するだろうと、米国の専門家から指摘
(期待?)されている。北は中国から重油や食糧を支援されており、中国から
制裁されたらやっていけない。経済問題や中東情勢に忙殺されるオバマ政権と
しては、北朝鮮を叱ってくれる中国を頼もしく感じているはずだ。米国にとっ
ては、日本より中国の方が役に立つ国になりつつある。こうした状況下で考え
ると、日本の自立をうながした小沢発言は十分まっとうなものである
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