反保護主義、改めて強調＝中国とは協力－米財務長官

[アジアさん]

【ローマ14日時事】ガイトナー米財務長官は14日、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議（G7）終了後に記者会見し、「すべての国が開かれた貿易と投資政策への約束を守らなければならない」と述べ、保護貿易主義に反対する姿勢を改めて強調した。
　米国の景気対策法案に米国製品の購入を義務付けるバイ・アメリカン条項が盛り込まれたことについて、各国で懸念が台頭していたが、ガイトナー長官は、オバマ大統領は国際協定の順守を約束していると述べ、世界貿易機関（WTO）ルールに抵触しないよう努める姿勢を示した。また「世界各国政府も同様の約束をしている」と付け加えた。
　長官はさらに、「世界は大きな難問に直面している」とした上で、各国政府がより強く、かつ早急に問題に対応しなくてはならないと指摘。各国が緊密に協調することで効果を増すことができるとの認識を示した。
　一方、中国の人民元問題について、中国は柔軟な為替制度への移行を約束しており、米中は協力して経済危機に対応していると語った。

米国が保護貿易を指摘するのもおかしいが...
米国の苦しさが感じられる
中国を如何に怒らせないようにさせてほしい
保護貿易に関してはロシアなどが走らないように監視してほしい