2月9日の日経平均予想PERが46.74倍まで上昇しました。
株価が上がったからではなく、一株利益が下がったからです。赤字予想続出の大幅下方修正です。前期基準のPERは9.07倍ですから、一株当たりの利益がほぼ1/5になる予想と言うことになります。
また、2月3日の予想PERが25.80倍でしたから、1週間で予想利益が半分近くに減少したことになります。私はこのような事態を経験した記憶がありません。本当に「百年に一度」の事態かも知れません。
10年3月期の利益が2倍になっても予想PERは23倍です。2倍どころか、減益の可能性も少なくないので、今年の株価の大幅上昇は期待薄かも知れません。
ただ、09年3月の決算にはリストラの一時費用、減損会計の評価損も相当含まれているようですから、10年3月期はもっと詳細に検討しないとなんともいえない面もあります。