新しい大統領に「売り」をぶつけるマーケット

[株育男さん]

オバマ大統領が就任しましたね〜

これほど待望されて、
全世界の人が喜んでいる大統領就任も珍しいと思います！


でもオバマさんがどれほどのクレバーで、
バランス感覚が優れていて調整能力があったとしても、
魔法使いではないので、
「ないものからある」を作り出すのは不可能ですし、
「あるものをなかった事にする」のも大変です。

地道にやるしかなく、
すぐに結果が出るものではないと思います。


また、仮にアメリカの経済が立ち直っても、
自国企業の保護のため日本企業の売上は回復しない。
2007年の頃の水準に戻る事は良くてそれから数年後だと
覚悟しておいたほうが良いともいます。
（独占的な技術、素材を持っていれば別です）


ここに来てヨーロッパの金融危機がついに始まろうとしています。
アメリカの新大統領の足を引っ張るのは、
日本やヨーロッパ諸国の金融・経済問題かも知れません。

ご祝儀相場の期待で上げ仕掛けしてもダメ、
オバマフィーバーでマインドが回復してるにも関わらず下げている。
警戒すべきだと思います。


（少し前の記事）11月のＧ７景気先行指数は93.3に低下、日本も93.7に低下＝ＯＥＣＤ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35811820090112

09年の独ＧＤＰ予測は‐2.25％＝政府予測
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36003020090121

クレディ・スイス08年損失、最大60億スイスフランの可能性＝国内紙
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36001320090121
（UBSも巨額損失　…ファンドのアンワインドが再来する危険性があると思います）

焦点：ポンドの下落が加速、通貨危機を懸念する声も
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-35996220090121



という事で、
株価が今の水準で割安、という事は全く言えない状況です。

良いのはマインドと年金買い。
そんなものは実需の前には軽く吹っ飛ぶことは、
昨年１０月にイヤというほど味わいました。

ゲート条項で解約しばりをしていたファンドも、
解散に追い込まれる所が多数出て来ると思います。


この相場、悪くなったら昨年安値なんてぶっちぎるだけの潜在能力（？）があると思います。

[はんちくさん]

　こんばんは

　一度投げ尽くされて反転したマーケットも、上下を繰り返しながら、再構築されてきました。
　ここで、買い注文が引っ込んだところで投げられると、割安も糞もなく底割りするでしょう。

　昨日の下げは、個人的には水増されてると思いますがねー。もちろん、短期的にですが。

　欧州は、何で損失計上を引っ張り続けるかずっと不思議でした。
　アメリカと一緒に騒ぐわけにはいかなかったのかもしれませんが、その他米銀と同じく、正直に言ったら1四半期で破裂、だったのかもしれない。
　
　欧州の毒は、ユーロ円、米相場の両方向から日本を攻めます。

　
　円高傾向なのに横ばいを続ける日本株は、いつの間にか世界でも「高級な株」になってます。

　「下値幅が以前より増えた」と解釈して差し支えない。

[株育男さん]

はんちくさん、こんばんは。

アメリカとヨーロッパで同時にやったら、
「１００年に一度ある」が「１００年で１度もなかった」になっていたのでしょうね…

それに、アメリカに比べてヨーロッパのほうがはるかに被害額がでかい、
とも言われています。
今の時点の株価水準は当てにならないですよね。

> 円高傾向なのに横ばいを続ける日本株は

これが年金で支えられたPKOの結果だと思うと、
「朝三暮四」という言葉が思い出されます。

いや、正確にいうと「朝１００で暮れに−９３」とかいうレベルかも知れません…