まあ、小学生の頃は、蝉取りと、クワガタムシ取りに夢中でした。蝉はそれころ、たくさん、いました。
7月の20日頃は、「ニイニイ蝉」が鳴きだし、次は「あぶら蝉」、「みんみん蝉」、8月の、お盆の頃は夕方に、「かなかな蝉」、そして8月20頃から、「つくつくほうし」が鳴くので、これが順番が、決まっているので、ひとつの発見でした。
「つくつくほうし」が鳴くと、気温が下がり、夏休みの宿題に、どうしようかと毎年悩みました。8月の25日は、最高気温が25度。今のクーラーの設定温度が28度。随分と気温が、上がったもんです。
「あぶら蝉」は、それこそ、はいて捨てるほど、沢山いて、その数、家の数百年の古いケヤキの木に、数十ぴきで、騒がしく、勉強が出来ない程の騒音だった。中学3年生の時は、高校受験で、本当に、困りました。近くの、桜の木でも鳴きますが、なにしろ、騒音なのです。
お婆さんが、生物を大切にしていたのか、「お盆になるまで、逃がしてやり。」と、何時も言ってました。8月のお盆は、先祖が家に来るので、それを考えていたと思われる。
「こうろぎも」いました。この「こうろぎ」は、畑のキュウリをよく食べました。この頃のキュウリは、食料難の時代で、なんでも、量があればよいという時代で、長さが30センチ、太さが8セントくらいで、収穫しました。
このくらい大きくなると、中の種も大きくなり、これを蒔けば、キュウリの芽がでるのでした。キュウリの外側の、ぶつぶつも、消えてしまい、表面はつるつるです。味は、いまいちでした。これを、もう少し、放っておくと、表面が黄色になります。
今の人は、こんな「きゅうり」は、見たことがないな。
スーパーで売っているキュウリは、未熟なものです。
(くわがた虫に夢中の2に続く)