直近決算で注目すべきはコスト面で全く変動ないことです。
具体的にはFY 2023 3Qから4四半期で横ばいです。
回帰分析をするとイニシャル売上の増加に対して10%程度増加していますが、微々たるものです(R2=0.79)
顧客が増えてもコストが増加しない、生産性向上が顧客増を上回っている、または人が余っているのでしょう。
これがいつまで続くのか、というのが気になるところ。
売上 営業利益(単位百万円)
2023年12月期 1,061 186
2023年9月期 968 74
2023年6月期 1,038 152
2023年3月期 956 50
このまま売上増=利益増となり、売上が年率14.3%伸びると、
来季の2Q累計は売上2,319百万円(+14.3%)、営業利益550百万円(+111.6%=2倍強)となります。
通期では
24.5期 予想売上4,400百万円に対して営業利益830百万円程度
25.5期 予想売上5,000百万円に対して営業利益1,400百万円程度
を予想します。
1年後の今頃はこの計算式の妥当性が明らかになるでしょう。
この通りになれば株価も反応するでしょう。
実際には若干のコスト増加があるかもしれません。
・ コストが1割増だとして営業利益1,040百万円、純利益559百万円
⇒ PER30倍を想定して時価総額168億円(株価1,171円)
・ コスト増が無い場合は営業利益1,400百万円、純利益753百万円
⇒ PER30倍を想定して時価総額226億円(株価1,576円)
長くずらずらと書きますが、今この時こそ営業利益が増収にもっとも反応するタイミング、SaaSビジネスモデルの最も面白いところです。
上記計算式より私は1年で保守的に1.7倍、楽観で2.3倍になると見ています。