この歌がよく、流れる頃、時々、パチンコ屋に行った。「777」が出た時だった。抽選で2度当たって、完了したのを、憶えている。その時のおばさんが、故意に、厚紙に書いた札を、無言でテーブルの前の方に突き出し、教えてくれたのを、憶えている。おばさんから、気に入られていたにだろうか。その時に流れていたのが、この「セーラー服と機関銃」だった。
ただ、2度、完了しても、こんな事をしていれば、自身の向上はないと思い、通信教育のテキストを見たものだ。テキストは難しかったが、それでも、一日の学習が終わった後は、充実感があった。
科目の中で、難しかったのは「金融論」だった。日本語で書いてあるのに、何度、読んでも、さっぱりわからない。まるで、哲学のテキストである。よく、こんな難解な文章が、書けるもんだと思った。さすが慶応の先生だとも思った。日経新聞の金融関連の記事の方が、余程、分かりやすいものだ。
科目試験は、「経済原論」などの知識で、何とか、ごまかした。というよりは、適当に、書いて、提出した。
そんな生活をしている中に、結婚し、通信も終わり、齢が老いてしまった。これから先は、もう先がない生活になっている。どのようにして、死ぬかという課題だけが、残っている。
セーラー服と機関銃 薬師丸ひろ子
https://www.youtube.com/watch?v=R4yELeZkxGs