昨日、スーパーで、お茶を飲んで休んでいたら、窓の外に、一匹の「赤とんぼ」が飛んでいた。秋が来た。
この辺の赤とんぼは、赤城山か、日光連山から、次第に平野部に下ってくる。小さな秋である。
小生、一つの出来事で、過去の事を思い出す。小さい頃は、赤とんぼは、家の周りに沢山いた。数百匹だろうか。そして、簡単に取れた。誰でも、小学生でも、簡単に手でつかまえることができた。
その赤とんぼも、1か月も経過し、赤とんぼの数も減り、10月10日の、小学校の運動会の頃は、羽根の力も強くなり、飛ぶ速さも速くなり、この頃は、捕まえるのが難しくなる。小生、この頃は、一匹も捕まえられない。
秋になると、さつま芋の収穫、里芋の収穫、稲刈り、脱穀と、家では忙しい。
稲刈りは、稲を刈るギザギザの鎌で、前かがみになり、稲を刈るのだが、2時間もすると、腰が痛くなる。誰も、こんな、きつい作業をしたものだ。
農家は、一年中忙しい、仕事に明け暮れる。それから、数十年、農作業も機械化され、農民の重労働は、かなり軽減された。
そて、農作業は、天気との調整である。雨が降ると「天下の公休日」といって、外の仕事は、しない。その代わり、家の土間で、いろいろな事をやる。冬場は、土間が中心である。
こんなことが、何時の間にか、農家の長男は、近くの工場や、小さな、工場で、勤め人になる。日銭が、稼げるのである。農家の仕事も、様変わりしてしまった。