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米高金利政策と日本経済の高まるリオープン需要

先週金曜日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +546.64 @33,674.38, NASDAQ +260.02 @12,235.41, S&P500 +75.03 @4,136.25)。ドル円為替レートは134円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が1,126に対して、下落銘柄数は637となった。騰落レシオは130.75%。東証プライムの売買代金は2兆9924億円。

TOPIX -4 @2,071
日経平均 -208円 @28,950円

売られ過ぎていた米地銀株は急反発した。身売りを含めた戦略的オプションを検討しているとの報道によりパックウェスト・バンコープは81.70%急反発した。ウエスタン・アライアンスは49.23%高、ザイオンズ・バンコープも19.22%高と地銀株は軒並み大幅反発した。さらに、アップルは市場予想を上回る決算を発表して大幅高となり市場センチメントが大きく改善した。終わってみれば、主要3株価指数は大幅上昇した。

大型連休明けの今日、日本株は外為相場が円高・ドル安方向へ振れたことや高値警戒感が増したことから売り優勢となり反落した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)は日本の大型連休中に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを決定したため、米金融引き締めが長期化することにより米景気が減速する懸念が高まったと受け止められて株式相場の重石となった。他方、株式相場の下支えとなったことがある。本日、5月8日から新型コロナウィルスの感染防止法上の取り扱いが季節性インフレ率と同じ「5類」へ移行した。これにより経済再開(リオープン)を期待した買いが増加した。本日のNHKの「クローズアップ現代」で取り上げていたが、観光地の賑わいは相当なもので労働力が不足してサービスを十分供給できないほどである。

日経平均の日足チャートを見ると、連休前の5月2日にザラバ高値@29,144円と昨年8月17日高値@29,222円(上値抵抗線)に迫るまで上昇したが、高値を更新できず陰線で終えた。そして、今日も陰線で続落した。マクロ的に見ると、米国の高金利政策がいつまで継続されるか不透明であるという悪材料と、日本経済のリオープン需要という好材料が綱引きをやっている。最終的にどちらが勝るかは事前には分からないが、銘柄ごとに見れば好決算発表と業績見通しが上昇修正された銘柄は当面は買い優勢となるはずである。業績見通しが上向きで且つチャートも上向きの銘柄を買い、業績見通しが下向きで且つチャートも下向きの銘柄は売る。株式トレードの要諦はこれに尽きる。

33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、パルプ・紙(2位)、海運(3位)、鉄鋼(4位)、建設(5位)となった。

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