古き屋敷に住まうもの

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2022/10/15 - 小督さんの株式ブログ。タイトル:「古き屋敷に住まうもの」 本文:子供の頃、田舎にある祖母の家には怖くて怖くて入れない部屋がありました。

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古き屋敷に住まうもの

小督さん
小督さん
子供の頃、田舎にある祖母の家には怖くて怖くて入れない部屋がありました。 

その部屋は北向きで、日当たりが悪いので日中でも薄暗く、
鬼の面が飾っており(今思えば般若だったのかも)、
いつも何者かが潜んでいるかのように思えました。 

台所には十分な役目を果たした竈(かまど)。 
お風呂は湯船に入る時に板を沈めて入る、五右衛門風呂。 
トイレは母屋から離れた別棟にあり、汲み取り式で俗に言う、ポットン。 

あらためて見回すと、
部屋のひとつひとつに 
調度品のひとつひとつに 
何者かの気配を感じたものです。 

昔はどの家にも守っている神さまが居たという。 

敷地内に住んで家を守るのは屋敷神 
台所には竈神 
井戸には水神 
トイレには厠神 

そして
床の間には祖霊が降りる場所とされていたそうです。 

祖母の家や先月宿泊した農家民宿のたらいち邸には、
家を守るためのたくさんの神さまがいたのでしょう。 

たくさんの神さまに守られた家。
そういう家に私たちはもう住めないのかもしれません。
タグ
#滋賀
10件のコメントがあります
1~10件 / 全10件
小督さん
I SAY企画プロダクションさん 
こんばんは 

木造家屋は木や土でできているので呼吸をしているのはわかるのですが、
鉄筋はどうでしょうね。  
息がしづらいのではないかと思っています 

電気釜も100年使うとそれなりに貫録が出そうですが、
それまでにスクラップと化しちゃいますからね
こんばんは。
敷き詰めた息をゴクリと飲むようです。

そこには生活の醍醐味があります。

小督さん
堅実さん 
こんばんは 

築600年とは貴重な古民家ですね。
当時は足利義満が日明貿易開始の準備を始めようとした頃でしょうか 

余多ある天災や戦乱を潜り抜け、
生き残った古民家は立派な地域の文化財です。
屋根の葺き替えも住民総出で手伝うのですね 

言い伝えもわかるような気がします。
いつまで経っても軒が上がらないことにしびれをきらした、
本丸の御遣いでしょう。
不満をお持ちの場合、あの手この手で人に知らせるものです

かくして無事に軒が上がり、めでたしめでたし、ですね
小督さん
優香♥さん 
こんにちは 

台所も土間かその続きにあり、ここは土足で入るところでした。
大黒柱が家の中心にあり、上を見上げると長い長い梁が横に伸びています 

茅葺(かやぶき)屋根の耐久性は30年?さっきググると60年、
と言っていたサイトもありました。
茅を張りつめているだけなのに、これが当然ながら雨漏りがしないのですよね 

ただバリアフリーとは程遠く、
部屋に入るまでにいくつかの段差を乗り越えなければなりませんでしたね

ホーロー看板も懐かしいですね! 
フマキラーや、オロナミンC、ボンカレーなどもよくみかけたものです 

岐阜だったらおそらく白川郷に行かれたのだと思います。
合掌造りの家屋を見学させてもらったことがありますが、
日本の原風景を思わせる、懐かしい景色でした 
小督さん
漠羅天さん 
再度コメントありがとうございます 

昭和ガラス。
これが何とも美しく、「銀河」「菊」「折り鶴」「笹」などと多岐にわたるデザインで、
普通の庶民の家に用いられていましたから、
ある意味で豊かさを感じます 

ただ建付けの戸を少し開けるのも、結構力を入れなければ開けられなかったので、
子供の頃は一苦労だったこともありましたね 

やはり少子高齢化と職人さんのなり手の減少、材料不足などで、
残念ながら先細りする業界なんでしょうね
堅実さん
ちわーす

まだ、こういう家は、少ないですが、ありますね。
小生の生まれた村では、築数百年の、(600年くらいかな)の、麦葺(むぎふき)の家があります。これが、小生、小さい頃、麦わらを部分的に取り換えて、直したものです。今は、その上をトタンに換えました。トタンの下は、麦です。

家の中は暗くて、柱の下は、大きな石でその上に、柱を立てたものです。雨だれの後で、石の中程が、凹んでいます。「雨だれ石をうがつ」そのものです。

この家には、言い伝えがあります。
家を建てる時、屋根の一番上の、軒がどうしても、上がらない。
そのために、何年もそのままで住んでいた。
どうしたものかと、思っていると、毎年、正月に布を頭からかぶった人が、年始に来る。
おかしいいなと思って、そっと、顔を覗き込むと、それは、鬼だった。

そこで、次のお正月に、例年やってくる鬼に、雑煮をもてなした。
雑煮の中に、餅ではなく、火打石(白い石)を入れて、もてなした。
それから、その鬼は、正月に来なくなった。
鬼は言った「あの家は固い、これでは行っても駄目だ。」
それから、その家は、屋根の一番上の、軒が、上がり、きちんとした家になったとさ。

この家は、京都のお寺に、1400年頃の記録があり、そこから、家の古さを推定しました。



こーゆう家見たことあるよ
屋根にワラが付いていて床が土でお風呂をマキで沸かす家
お風呂入る時に木の板をお風呂の底に引く感じ
玄関が底上げで高く靴を脱ぐのにひと苦労
窓はガラスではなかったけど紙だった
家の中は大木が屋根を支えていて柱の木がめっちゃ大きい
フローリングもワラだったかな
外壁にフマキラーとゆう鉄のポスターが貼ってありました

滋賀って書いてあるから近いけどわたしが行った場所は岐阜だったよ
漠羅天さん
昭和ガラスと言うのですね
懐かしいです^ ^

祖父母の家が昭和ガラスでこんな感じでした^ ^
開ける時に多少重くて開ける時に「キリキリ」といった音が鳴ってました

こういう昭和風な様式好きなんですが、やはり維持費がかかるんですね
小督さん
漠羅天さん 
こんばんは 

私が生まれ育った家には普通にあった、
「昭和ガラス」も今や希少となっております 

古民家は維持費がかかりますから、
残念ながらそれがネックになるのでしょう 

新しいものも良いですが、
古いものも大切にしたいです 

自分のお財布から出せそうなお宿やお店ばかりチェックしています
漠羅天さん
こんばんは^ ^

古い竈門など風情がある家ですね
こういった家はこれからなかなか見れなくなってくるのでしょうね

前の京間のお宿もそうですが、このような風情のあるお宿をよくご存知ですね^ ^
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