情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。
株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。
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4月28日 木曜日
日本株について
本日の日経平均株価は、461円高の26847円で取引終了。
前日値付近で30分ほど揉み合った後は買いが優勢となり、162円高で前引け。後場は、ほぼ一本調子で右肩上がりになりました。
〇東証プライムの売買代金と騰落状況
売買代金は3兆4114億円、出来高は13億8363万株。
値上がり銘柄数は1503、値下がり銘柄数は295、変わらずは40銘柄でした。
〇業種別ランキング
29業種が上昇、3業種が下落、陸運が変わらず
上昇率の高い順
鉄鋼、鉱業、輸送用機器、ガラス・土石、非鉄金属
下落率の高い順
海運、サービス、その他製品
〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は35、変わらずは2銘柄でした。
上昇率の高い順
(5803)フジクラ 15.86%高
(6902)デンソー 9.72%高
(4043)トクヤマ 7.44%高
(4568)第一三共 7.41%高
(4751)サイバーエージェント 7.28%高
下落率の高い順
(4902)コニカミノルタ 6.20%安
(6305)日立建機 4.83%安
(9009)京成電鉄 4.77%安
(9503)関西電力 3.96%安
(9101)日本郵船 3.67%安
米国株による影響、朝に考えていたこと
ダウ平均は、僅か0.19%高。ハイテク比率の高いナスダックも0.01%安と方向感が出ていません。日本株への影響も限定的になると考えていました。
欧州株による影響、朝に考えていたこと
イギリス(FTSE) 0.53%高
ドイツ(DAX) 0.27%高
フランス(CAC) 0.48%高
欧州3市場は揃って上昇しましたが、上昇率は高くありません。過ぎたことなので仮の話をしても仕方ありませんが、米国株が大きく上昇していたら相乗効果でプラス材料になっていたところ、方向感が出ていないことから、日本株に対する影響は限定的になると考えていました。
為替相場による影響、朝に考えていたこと
朝のドル円相場は1ドル128円半ば、ユーロ円は1ユーロ135円半ば。ドル円が節目の128円をしっかり超えている為、こちらは輸出関連株などにプラス材料。欧米株による影響が期待薄なので、目立つ円安を材料とした買いが入ると考えていました。
GWを前に方向感は出にくいと予想
ドル円相場の円安だけでは、大きな上昇にはつながりにくい。一方で、直近の大幅安で売り圧力も低下しているので様子見ムードを予想。但し、薄商いで大口売買が出ると通常の時より大きく上下しやすいので、そこは注意したいと思っていました。
売られて大きく下げれば26000円の下値抵抗が控えており、前日と同じく押し目買いが入るはず(前日は安値26051円から戻しています)。逆に上昇しても、本日の材料では力不足。
明日からGWなので積極的に売買する投資家は少なく(ポジションを傾けるとGW中のリスクを抱えることになるので)方向感の出ない展開を予想していました。
ところが
日経平均は461円高の26847円。
前日値付近で30分ほど揉み合った後は買いが優勢となり、162円高で前引け。後場は、ほぼ一本調子で右肩上がりになりました。
金融政策決定会合で金融緩和策を維持すると発表。
それをキッカケにドル円、ユーロ円共に急騰。ドル円は1ドル128円後半から130円を突破、ユーロ円は135円半ばから136円後半まで円安進行。この急激な円安が輸出関連株の追い風に。更に、その勢いが他業種にも波及、外需・内需を問わず幅広い業種が上昇しました。
とはいえ
上記しています通り、明日からGWなので積極的に売買してポジションを傾けると、GW中のリスクを抱えることになります。とくに機関投資家は用心しそうなところ、大幅高になりました。東証1部の83%が上昇、業種別では29業種が上昇、全面高と言える展開です。
円安の恩恵だけではない「強い買い」を感じる1日で、あっぱれです。