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増資ブローカー聴取 東京地検 胡散臭いボロ株3社

最近よく地検が動く事件を耳にするようになりました。

それだけ胡散臭い事が行われ続けてきていたということなのでしょう。

今回の増資ブローカーの事件もその一端でしょう。

名前が出てくる企業はお世辞にもまともと言えないようなところばかり。

中でも井上工業にいたっては破綻し、その増資までもが架空増資と言われているくらいですから。

使途不明金の17億円だって恐らくその筋の方々の上納金で消えているんでしょうね。

ただ別の見方をすれば江戸時代の田沼ではありませんが、あまりに市場浄化しすぎると魅力の乏しい市場に成り下がってしまわないかという心配もあります。

白河の 清きに魚の 住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき




増資ブローカー聴取 4億2000万円脱税の疑い 東京地検特捜部
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081118/crm0811180151000-n1.htm

 増資ブローカーの会社社長ら3人が、上場企業3社の増資(資金調達)に協力して得た手数料収入など総額約13億3000万円を隠し、計約4億2000万円を脱税していた疑いが強まり、東京地検特捜部が所得税法違反(脱税)の容疑で、このブローカーらから事情聴取を始めたことが17日、分かった。3人は、3社の増資で合計約200億円もの巨額の資金を集めたが、一部は使途不明になっており、特捜部はこうした資金の流れにも関心を寄せているとみられる。

 脱税した疑いが持たれているのは、IT関連会社社長(42)▽経営コンサルタント会社役員(41)▽元医療法人理事(52)-の3人。

 関係者によると、3人は資金繰りに苦しんでいたジャスダック上場の燃焼装置メーカー「日本ファーネス工業」(現NFKホールディングス)と金融会社「クオンツ」、東証2部上場だった中堅ゼネコン「井上工業」(破産手続き中、上場廃止)の3社に接近。

 投資ファンドを引受先とした第三者割当増資による資金調達を持ちかけ、平成16~17年の間に、3社で総額約200億円もの増資を実現させた。3人は手数料として、調達額の5%に当たる約10億円を受け取ったが、いずれも個人の所得として税務申告していなかった疑いが持たれている。

 手数料収入は、赤字のダミー会社5社の法人所得だったように装い、赤字と相殺されてしまったと見せかけていたという。また手数料収入とは別に、株の売買益も申告していなかった疑いがあり、3人が隠した所得は総額約13億3000万円に上るとみられる。


 一方、日本ファ社の調達資金のうち、約17億円が流出し、一部が使途不明金となっている。

 IT関連会社社長と経営コンサルタント会社役員は、19年に株価操縦事件で大阪地検特捜部に逮捕、起訴された大物仕手筋、西田晴夫被告(58)の仲間だったとされる。

 元医療法人理事は16年、「丸石自転車」(倒産)の架空増資事件で警視庁に逮捕されている。
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