Jeftyさんのブログ
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私が滞在しているこの国について
その実情を感じたままに書いてみようと思う。
今年は特に食品関係で何かと騒がれた年でもあった。
しかし、実際に中国という国に来て見てそういった問題が
どれほど大したことがないか、
大した事がないというのは語弊があるかもしれないが
こちらの国にとってはその問題に対して
深刻に受け止め改善しよう、したいと願ったとしても
どうにもならない社会の中にいるために
目を向けている余裕がないというのが本音のように感じる。
日本も含め、その国の警察機関というものは
国民を守り、社会秩序を守り
国民の見本となるべき存在であり
それが当然のように思っているのが私達ではないでしょうか。
しかし、少なくともこの国において
その概念は当てはまらないでしょう。
二週間程前だったでしょうか。
こちらのニュース番組であまりないことですが
結構な時間をさいて一斉に報道された事件がありました。
それは酒場で喧嘩を売った相手が酒を飲みに来ていた
警察で、喧嘩をした民間人がボコボコにされて
死亡したという事件でした。
こちらでは顔は多少ぼかしが入りますが
それ以外の部分の傷などをそのまま流すので
結構グロいです。。
その事件は街に設置してある防犯カメラに
しっかり映っていましたが
警察が殴ったシーンは全て削除され
民間人が殴りかかった場面のみに編集され
時間がとびとび。
警察にとって都合の悪い場面は全て削除編集された上で
報道へと渡されました。
当然誰もがその映像への不信感を抱きましたが
警察の記者会見ではその事に対する明確な言い分は
ありませんでした。
明らかに暴行された痕があるにもかかわらず
解剖してみないと死因は分からないの一点張り。
これはどういう事を意味するか分かりますよね?
警察に手出しすれば命はない。
そしてその事件は隠蔽されるということ。
泣こうが喚こうが、何も解決出来ないという事です。
こちらに来てからその事件が起こる前に
こちらの警察=公安ですね、彼らの仕事ぶりを聞いて
愕然としました。
ここ10年くらいでは大分変わったようですが
彼らは普通に職場放棄して遊びに行ったり
受付にいなければならないのに裏の部屋でマッタリ
休んでいたり、その日出来る仕事も
そんな事だから人が並んで何時間待とうが
関係なしに終わらなければまた明日来いと平気で
つき返すような仕事をしているようです。
それがこの国では当たり前なのが現実のようです。
日本ではもちろんこのような社会状況は
信じ難い現実でしょう。
この国で一番ストレスが溜まるのは
皆とにかく話し声が恐ろしくでかい。
怒鳴り声で話すのが普通だと言っても過言ではない。
ご飯を食べている時でもジャンボジェット機のエンジンの
傍にいるような感じです。トレードをしている時でもです。
それが口論や喧嘩なら尚いっそう考えられない
怒号の渦です。。ストレスが凄まじいので
せいぜい15分くらいが限界です。
私も含め、誰もがイメージする
国民像ではないのではないでしょうか?
携帯の着信は最大音量、何十メートル先でも
聞こえる設定に全員しています。
歩きながら携帯で音楽をガンガン鳴らして聞いています。
携帯を持っている事も、身分証明書が必要なので
自慢もあるのでしょうが。
携帯を事務所で充電しておこうと放置しようとしたら
社員でも誰でも盗むから置いて行ってはいけないと
言われましたwどないやねんと。。w
この間も事務所の鍵が2セット盗まれたし
実際泥棒は普通に社員の中にいるようです。
話は戻り、声が大きいのは自分の見解からすると
社会情勢からしてしょうがないのかなと。
こう思ったのです。
ちょうどよいぬるま湯に入っている時
誰も大声で話そうという気分にはならないでしょう。
鼻歌くらいは歌ったとしても。
しかし、それが氷のような冷たい水の中に
ずっと浸かっていなければならない状況だとしたら
大声でしゃべったり怒鳴ったり不満を言ったり
していないと精神が保てないのではないでしょうか。
彼等の精神状況はいつもギリギリで
不満は爆発寸前、爆発させようとしても
その手立てもない。未来への希望もない。
そんな精神状態は、まるで前記の氷水の中にいる
精神状態に酷似しているのではないだろうか。
そんな風に思えました。
ま、、とりあえずこんな感じです。
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